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出版者情報
テキストブック 自主創造の基礎
- 書店発売日
- 2023年3月14日
- 登録日
- 2023年2月7日
- 最終更新日
- 2023年2月14日
紹介
大学での学びを形作るものとは何か。日本大学の歴史や新成人としての心構えとともに、基礎的なアカデミックスキルを身につける。
「自主創造」は日本大学が掲げる教育や研究の理念である。本書は日本大学法学部教員によるテキストであり、資料の読み方や論文の書き方、プレゼンテーションのコツなど、大学生として学術的な議論を行ったり研究成果をまとめたりするうえで役立つ知識を提供する。また約50人の教員が自らの来歴や研究について語るエッセイも収録。
目次
はしがき
序章 大学と学問と大学生
1 大学と高校までの学校との違い
2 学問について
3 大学と大学生と大学教員
4 本書の構成
第1章 日本大学の歴史
はじめに
1 学祖山田顕義
2 日本における大学の誕生
3 日本法律学校の創立
4 専門学校令時代の日本大学
5 大学令時代の日本大学
6 新制日本大学の時代
第2章 政治社会を支える一員として
1 選挙権年齢および成年年齢の引き下げ
2 若者の選挙参加の現状
3 選挙がなぜ重要なのか
4 選挙だけで十分なのか
第3章 情報の収集と整理
1 インターネットの普及と情報の収集
2 初期段階の情報収集──調査テーマの検討
3 資料の信頼性を評価する
4 学術論文の探し方
5 図書館での本の探し方
第4章 研究資料の読み方
1 資料と向き合う上での大前提
2 資料の収集
3 研究資料を読む際の基本姿勢
4 研究資料の読み方
5 読書記録をとる
6 研究資料への書き込み
7 研究資料を読み解くこと
第5章 研究方法の基礎
1 研究について
2 研究の方法
3 研究の実践
第6章 データ分析(量的研究)
1 データ分析とは
2 データの特徴を要約する
3 データ間の関連性を調べる
第7章 質的分析(質的研究)
1 社会科学における実証分析
2 質的研究と因果推論
3 事例比較
4 比較の手続き
5 事例の選択や分析におけるバイアス
6 研究方法論の重要性
第8章 社会科学系論文の書き方
1 論文を書くということ
2 論文の基本構造
3 文献の引用方法と参考文献リストの作成
4 論文を書く上でのコツ
第9章 法学系論文の書き方
1 法学系ゼミナールにおいて卒業論文を書く場面を想定して
2 裁判例を素材に卒業論文を書いてみる
3 条文
4 先行研究・裁判例を集め、議論を整理する
5 資料の収集および分析
6 考察する作業──日本社会の法的ルールを考える姿勢で
7 文章は誤読されないように書く
8 卒論発表会において──質問に誠実に応える
第10章 ゼミナールでの学びとゼミナール論文
1 ゼミナールとは
2 ゼミナール論文を書く
第11章 大学におけるディスカッション・ブレーンストーミング・ディベート
1 ディスカッション(discussion)
2 ブレーンストーミング(brain storming)
3 ディベート(debate)
第12章 プレゼンテーション
1 プレゼンテーションとは
2 プレゼンテーションの準備
3 プレゼンテーションの実践
4 そのほかの注意点──結びに代えて
第13章 日本大学法学部における多様な研究の現在
執筆者一覧
上記内容は本書刊行時のものです。