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デジタルアーカイブの理論と政策 柳 与志夫(著/文) - 勁草書房
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デジタルアーカイブの理論と政策 (デジタルアーカイブノリロントセイサク) デジタル文化資源の活用に向けて (デジタルブンカシゲンノカツヨウニムケテ)

教育
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発行:勁草書房
A5判
272ページ
定価 3,000円+税
ISBN
978-4-326-00048-7   COPY
ISBN 13
9784326000487   COPY
ISBN 10h
4-326-00048-1   COPY
ISBN 10
4326000481   COPY
出版者記号
326   COPY
Cコード
C3000  
3:専門 0:単行本 00:総記
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2019年12月28日
最終更新日
2020年1月24日
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紹介

デジタルアーカイブとは何か。またそれにより何が可能となるのか。デジタルアーカイブの基礎理論と今後の政策形成の方向性を論じる。

デジタルアーカイブ学会の設立から2年が経過し、「デジタルアーカイブ」という語は、今や日常的な会話にも登場するようになった。だがその基本的機能や社会的意味に関して、共通認識が形成されているとは言い難い。そこで本書は、デジタルアーカイブ構築・利用の改善のための基礎理論を提示し、その政策の方向性について考察を行う。

目次

はしがき

第Ⅰ部 「デジタル文化資源」の発見

第一章 我が国における文化・知的情報資源政策形成に向けての基礎的考察
 はじめに
 第一節 文化・知的情報資源政策の必要性と立脚点
 第二節 文化・知的情報資源構築の実際――公共デジタルアーカイブ構想を例に
 第三節 文化・知的情報資源開発をめぐる政策動向
 第四節 政策を展開するための要件とそのスコープ

第二章 デジタル文化資源構築の意義
 はじめに
 第一節 デジタル文化資源とは
 第二節 デジタル文化資源の形成
 第三節 デジタル文化資源形成を支えるもの

第三章 デジタル文化資源の可能性
 はじめに
 第一節 文化資源からデジタル文化資源へ
 第二節 使えるデジタル文化資源へ

第Ⅱ部 電子書籍/電子図書館からデジタルアーカイブへ

第四章 我が国の電子書籍流通における出版界の動向と政府の役割――現状と今後の課題
 はじめに――電子書籍時代の到来
 第一節 出版界をめぐる諸状況
 第二節 出版界の対応
 第三節 政府の対応
 おわりに

第五章 電子書籍と公共図書館――デジタルアーカイブという可能性
 はじめに
 第一節 公共図書館のコンテンツサービスと電子図書館の可能性――接点はあったのか
 第二節 電子書籍――電子と書籍の不幸な出会い?
 第三節 公共図書館にとってのデジタルアーカイブ
 おわりに

第六章 デジタルライブラリー論再考――その系譜と文脈
 はじめに
 第一節 「電子図書館」の理論構造
 第二節 「電子図書館」のイデオロギー
 第三節 電子図書館からデジタルアーカイブへ

補論 対概念の関係について

第Ⅲ部 デジタルアーカイブの理論化と政策化に向けて

第七章 デジタルアーカイブとは何か――その要件を考える
 はじめに
 第一節 デジタルアーカイブを構成するもの
 第二節 デジタルアーカイブの環境要因
 第三節 デジタルアーカイブの要件と今後の方向性

第八章 公共政策としてのデジタルアーカイブ
 はじめに
 第一節 デジタルアーカイブの政策課題
 第二節 デジタルアーカイブ政策の意義
 おわりに――デジタルアーカイブの公共性

あとがき
初出一覧
参考文献一覧
索引

著者プロフィール

柳 与志夫  (ヤナギ ヨシオ)  (著/文

柳 与志夫(やなぎ よしお) 
1954年大阪府生まれ。1979年慶應義塾大学卒業。同年国立国会図書館入館。2004年9月から2008年3月まで千代田区へ出向、教育委員会事務局図書文化財課長兼千代田図書館長、国立国会図書館電子情報部司書監等を経て、現在:東京大学大学院情報学環特任教授。専攻:図書館経営論、文化情報資源政策論。主著:『図書館経営論』(学文社、2007)、『知識の経営と図書館』(勁草書房、2009)、『千代田図書館とは何か:新しい公共空間の形成』(ポット出版、2010)、『図書館制度・経営論』(学文社、2013)、『文化情報資源と図書館経営:新たな政策論をめざして』(勁草書房、2015)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。