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日本国債入門 服部 孝洋(著/文) - 一般社団法人金融財政事情研究会
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日本国債入門 (ニホンコクサイニュウモン)

社会科学
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A5判
縦210mm 横149mm 厚さ21mm
重さ 427g
320ページ
定価 3,300円+税
ISBN
978-4-322-14386-7   COPY
ISBN 13
9784322143867   COPY
ISBN 10h
4-322-14386-5   COPY
ISBN 10
4322143865   COPY
出版者記号
322   COPY
Cコード
C2033  
2:実用 0:単行本 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2023年11月29日
最終更新日
2024年7月2日
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紹介

金融市場において「国債」は必須の知識!
◆銀行や生命保険会社などの機関投資家にとって重要な資産である「国債」。その複雑でむずかしいとされる「国債」に係る様々な概念について、「解説がわかりやすい!」とSNSなどでも人気の著者が、可能な限りわかりやすく解説。証券会社、財務省での勤務経験を経て研究者となった著者ならではの視点で展開される新しいスタンダードテキスト。
◆金融政策を理解するうえでも必要とされる国債の知識。「日銀はどのように国債を購入しているのか」「イールドカーブはどのように決まるのか」などについても丁寧に解説。
◆債券市場担当者をはじめ、幅広い投資家、金融経済に関心があるすべての人にとって必読の書!

【主要目次】
第1章 国債市場の全体像
・国債と日本の資本市場/発行市場と流通市場/国債の適切なプライスとは など
第2章 日本国債の商品性(日本国債のリターンとリスク)
・国債のキャッシュ・フロー/利回り(イールド)とは/国債の価格と利回りは逆の動き/年限と金利の関係/国債の年限 など
第3章 国債取引の実際と証券会社の役割
・国債のセカンダリー市場/証券会社のトレーダーからみた国債市場/国債の売買のイメージ/ビッド・アスク・スプレッド/証券会社におけるリスク管理 など
第4章 国債が有する金利リスク
・金利リスクと契約の期間の関係/デュレーションの使用例/デュレーションのフォーマルな定義 など
第5章 国債市場と先物市場
・国債先物の商品性/現物決済とコンバージョン・ファクター/国債市場における現物と先物の裁定取引(ベーシス取引)/ベーシス取引とレポ市場 など
第6章 銀行と生命保険会社
・リスク管理と国債投資/銀行/生命保険会社/年金基金およびアセット・マネジメント
第7章 国債発行計画と債務管理政策
・発行根拠法別発行額/国債発行計画/国債発行計画の実際/一般会計と新規国債 など
第8章 入札
・入札と引受/プライマリー・ディーラーと国債の入札/入札の流れ/銘柄統合/流動性供給入札/コンベンショナル方式とダッチ方式/入札結果の見方と解釈/非価格競争入札
第9章 国債の保有者としてみた日銀
・日銀の金融政策と公開市場操作(オペレーション)/量的・質的金融緩和の概要/日銀が実施するオペレーションと入札 など
第10章 イールドカーブの決定要因
・期待仮説/期待仮説はどれくらいもっともらしいか/ターム・プレミアム など
第11章 金利スワップと日本国債市場
・金利スワップに用いられる変動金利/国債との類似性を考えるメリット/日本国債と金利スワップの裁定取引/スワップ・スプレッドの決定要因 など
第12章 ドル調達コストと為替スワップ・通貨スワップ
・カバー付き金利平価(CIP)の考え方/CIPと為替スワップ/CIPと通貨スワップ/外国人投資家による短期国債の購入 など

目次

第1章 国債市場の全体像
・国債と日本の資本市場/発行市場(プライマリー市場)と流通市場(セカンダリー市場)/国債の適切なプライスとは:国債先物市場/国債市場の全体像
第2章 日本国債の商品性(日本国債のリターンとリスク)
・国債のキャッシュ・フロー/利回り(イールド)とは/国債の価格と利回り(イールド)は逆の動き/年限と金利の関係:イールドカーブ/国債の年限:金利リスク/日本国債の種類
第3章 国債取引の実際と証券会社の役割
・国債のセカンダリー市場/証券会社のトレーダーからみた国債市場/国債の売買のイメージ/ビッド・アスク・スプレッド/証券会社におけるリスク管理/国債市場におけるセールスの役割
第4章 国債が有する金利リスク
・デュレーションとは/金利リスクと契約の期間の関係/デュレーションの使用例/デュレーションのフォーマルな定義/DV01(デルタ、BPV)/コンベクシティ
第5章 国債市場と先物市場
・国債先物とは/国債先物の商品性/現物決済とコンバージョン・ファクター/国債市場における現物と先物の裁定取引(ベーシス取引)/ベーシス取引とレポ市場
第6章 銀行と生命保険会社
・リスク管理と国債投資/銀行/生命保険会社/年金基金およびアセット・マネジメント
第7章 国債発行計画と債務管理政策
・発行根拠法別発行額/国債発行計画:財務省はどのように年限を決めているか/国債発行計画の実際/一般会計と新規国債:予算編成および税制改正におけるプロセス/財政投融資制度および財投債の発行/借換債と60年償還ルール
第8章 入札(オークション)
・入札と引受/プライマリー・ディーラーと国債の入札/入札の流れ/銘柄統合(リオープン)/流動性供給入札/コンベンショナル方式とダッチ方式/入札結果の見方と解釈/非価格競争入札
第9章 国債の保有者としてみた日銀
・日銀の金融政策と公開市場操作(オペレーション)/量的・質的金融緩和の概要/日銀が実施するオペレーションと入札/YCCと指値オペ/YCC以降の国債購入/レポ・オペレーション
第10章 イールドカーブの決定要因
・期待仮説/期待仮説はどれくらいもっともらしいか/ターム・プレミアム/特定期間選好仮説
第11章 金利スワップと日本国債市場
・金利スワップとは/金利スワップに用いられる変動金利:TONAとTIBOR/国債との類似性を考えるメリット/アセット・スワップとは/日本国債と金利スワップの裁定取引/スワップ・スプレッドの決定要因
第12章 ドル調達コストと為替スワップ・通貨スワップ
・カバー付き金利平価(CIP)の考え方/CIPと為替スワップ/CIPと通貨スワップ/CIPからの乖離:通貨ベーシス/外国人投資家による短期国債の購入

著者プロフィール

服部 孝洋  (ハットリタカヒロ)  (著/文

服部 孝洋(はっとり たかひろ)
東京大学公共政策大学院特任講師。2008年野村證券入社、2016年財務省財務総合政策研究所を経て2020年より現職。経済学博士(一橋大学)。

上記内容は本書刊行時のものです。