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出版者情報
Newton別冊 新・ビジュアル 古生物事典
- 雑誌コード
-
6688878
- 初版年月日
- 2023年1月5日
- 書店発売日
- 2022年12月16日
- 登録日
- 2022年11月22日
- 最終更新日
- 2022年12月8日
紹介
過去に生息し,化石として残されている生物を「古生物」とよびます。三葉虫やアンモナイト,恐竜はその代表例といえるでしょう。生命は今から40億年ほど前に誕生し,原核生物から真核生物へ,そして多細胞生物へと進化してきました。およそ5億7000万年前ころになると,生物は大型化し,化石として発見されるようになります。
本書では,地球の歴史を大きく四つの時代に分け,それぞれの時代に生息していた多種多様な古生物を紹介していきます。
「先カンブリア時代」には,眼や歯をもたない軟体性の生物「エディアカラ生物群」がいました。彼らはたがいを捕食することがなく,まるで“楽園”のような時代だったようです。その後,「古生代」に入ると,生命はわずか1000万年にも満たない時間で,突然多様化します。「カンブリア爆発」といわれるこの事件をへて,生物は高度な眼や鋭い口,外骨格などを獲得しました。奇妙な姿をしたカンブリア紀のモンスター,アノマロカリスや,「化石の王様」とも称される三葉虫は,古生代を代表する古生物です。
古生代末の大量絶滅をのりこえ,「中生代」に繁栄したのが恐竜です。恐竜は巨大な体や強靭なあごなどをもち,地上を支配しました。しかし,およそ6600万年前に一つの小惑星が地球に落下すると,恐竜の時代は終わりをむかえます。そして現在までつづく「新生代」が幕をあけ,さまざまな哺乳類が繁栄することとなります。
本書は豊富なイラストや写真を用い,魅力あふれる古生物たちをビジュアルで楽しめるつくりとしました。当時の姿や生態などを,研究成果もまじえてやさしく解説しています。知れば知るほど面白い古生物の世界を,どうぞご堪能ください。
目次
プロローグ ビジュアル年表
1 先カンブリア時代~エディアカラ生物群
地球
生命の誕生
シアノバクテリア
全球凍結
大酸化イベント
オゾン層
地磁気
超大陸
エディアカラ生物群
2 古生代~節足動物と魚類
カンブリア爆発
バージェス頁岩動物群①~②
ケンブリッジプロジェクト
アノマロカリス
澄江動物群①~②
ミロクンミンギア
微小硬骨格化石群
column 眼の誕生説
三葉虫
イアペタス海
棘皮動物
植物の上陸
ウミサソリ
ヘレフォードシャー微化石群
魚類の台頭
無顎類/棘魚類/板皮類
ダンクルオステウス
軟骨魚類
脊椎動物の上陸
オウムガイ/アンモナイト
植物大繁栄
爬虫類/昆虫
メゾンクリーク生物群
単弓類
P/T境界絶滅事件
3 中生代の古生物~恐竜たちの時代
中生代の幕開け
主竜類
竜脚形類
獣脚類
装盾類
鳥脚類
周飾頭類
魚竜類
クビナガリュウ類
モササウルス類
カメ類
ニッポニテス
翼竜類
白亜紀と温暖化
K/Pg境界絶滅事件
4 新生代の古生物~哺乳類の時代
多様化した哺乳類
古第三紀の動物
パラケラテリウム
クジラ類
column エベレストの山頂に残る海が存在した証拠
鰭脚類
新第三紀の動物
フォルスラコス
南アメリカ大陸
デスモスチルス
メガロドン
column イヌとネコの祖先
第四紀の動物
マンモス
上記内容は本書刊行時のものです。