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うつ病の原因と治療の基本がわかる本 メアリー・ジェーン・タッキ(著/文) - ニュートンプレス
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うつ病の原因と治療の基本がわかる本 (ウツビョウノゲンイントチリョウノキホンガワカルホン)

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新書判
縦173mm 横108mm 厚さ11mm
重さ 150g
216ページ
定価 945円+税
ISBN
978-4-315-52589-2   COPY
ISBN 13
9784315525892   COPY
ISBN 10h
4-315-52589-8   COPY
ISBN 10
4315525898   COPY
出版者記号
315   COPY
Cコード
C0247  
0:一般 2:新書 47:医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年8月15日
書店発売日
登録日
2022年6月10日
最終更新日
2022年7月6日
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紹介

 現在,うつ病は,先進国における健康問題として20~40代までの世代でトップを占め,WHO(世界保健機関)の推定では,世界人口の約15%が生涯,一度はうつ病を経験するといいます。しかし発症しても,社会の偏見を恐れて言い出せなかったり,「精神の風邪」と軽く考えたりすることから,重症化する例が後を絶ちません。
 本書は,欧米の最先端研究に基づき,発症の原因や治療法の進化を中心に,予防策や今後の研究課題など,うつ病に関して知っておきたいことをコンパクトにまとめたものです。誰もがもっておきたい予備知識が身につき,うつ病と正しく向き合うことができるでしょう。

目次

はじめに

第1章 メランコリア小史
黒胆汁からストア派哲学者まで/中世のメランコリア/悟りの時代から近代精神医学の誕生まで

第2章 現代のうつ病の診断と分類
クレペリンと精神病の分類/フロイトと神経症の分類/分界線、領域の限界を示す境界線

第3章 どんな人がうつ病になるのか?
疫学/地理/文化と民族性/社会経済/年齢/性別/婚姻関係/生涯にわたるうつ病/幼少期/青年期/子育て世代の女性のうつ病
男性のうつ病/自殺

第4章 うつ病のモデル
生物学的モデル:モノアミンと神経内分泌の仮説/心理学的モデル:ベックの認知モデル/社会的モデル:ブラウンとハリスによる女性のうつ病に関する研究/バイオ・サイコ・ソーシャル(生物・心理・社会)モデル/家族研究/遺伝的脆弱性/環境の影響

第5章 治療法の進化
鎮静剤治療/生物学的治療:ショック療法から迷走神経刺激まで/薬:抗うつ剤、リチウム/心理療法:フロイト理論から現代の実践療法まで/現在の治療アプローチ

第6章 現在の論争、今後の方向性
うつ病は過剰診断されているのか?/抗うつ薬は効くのか?/すべての心理療法はうつ病に等しく有効なのか?/補完代替療法/薬物療法の今後の展開/気分障害と概日リズム/うつ病と免疫システム/心理療法の今後の研究と神経科学との連携

第7章 現代社会のうつ病
疾病による世界的な負担の測定/うつ病の経済学:職場でのうつ病/経済的損失/メンタルヘルスと富:メンタル資本の概念/スティグマとうつ病/うつ病と創造性

参考文献

※本書は2021年当社発行『サイエンス超簡潔講座 うつ病』をニュートン新書として発行したものです。

上記内容は本書刊行時のものです。