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ジェンダーと脳――性別を超える脳の多様性 ダフナ・ジョエル(著) - 紀伊國屋書店出版部
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ジェンダーと脳――性別を超える脳の多様性 (ジェンダートノウ セイベツヲコエルノウノタヨウセイ)

自然科学
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四六判
縦195mm 横135mm 厚さ25mm
重さ 350g
208ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-314-01185-3   COPY
ISBN 13
9784314011853   COPY
ISBN 10h
4-314-01185-8   COPY
ISBN 10
4314011858   COPY
出版者記号
314   COPY
Cコード
C0040  
0:一般 0:単行本 40:自然科学総記
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2021年6月30日
最終更新日
2021年7月30日
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書評掲載情報

2021-10-09 日本経済新聞  朝刊
評者: 渡辺政隆(同志社大学特別客員教授)
2021-10-02 毎日新聞  朝刊
評者: 清田隆之(文筆業)
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紹介

【性差はある。だが女脳/男脳は存在しない。】
30分間、ストレスを受けたからといって、あなたの生殖器が女性から男性へ、男性から女性へと変わることはありえない。だが、このありえないことが脳の神経細胞では起こりうる。脳はホルモン、ストレス、薬物、環境などあらゆる影響を受けて驚くほど柔軟に変化する。脳に見つかる男女間の平均的な性差は、現れてはまた消える。だから、脳に性別はないのだ。人の脳は、一人ひとり異なっており、様々な特徴の入り混じる《モザイク》になっている。

【人間の脳や心の複雑さは女/男という二分法ではとらえきれない。】

画期的な「脳モザイク論」で脳の性差をめぐる議論に一石を投じた気鋭の神経科学者が、性別とジェンダーに対する固定観念を打ち砕くサイエンス読み物。9か国で刊行が決定している注目の書。

目次

【目次】
Ⅰ 性別と脳
第1章 覚醒
第2章 ねじ曲げられた事実の歴史
第3章 脳の性差が積み重なると
第4章 生まれか育ちか

Ⅱ 人間はモザイク
第5章 変化する脳
第6章 性別がすべてではない
第7章 脳のモザイク
第8章 現れては消えるわけ
第9章 ブラインドデートに何を期待する?
第10章 脳のタイプ――典型的な脳と稀な脳
第11章 ストレス下の女と男
第12章 健康のモザイク
第13章 心のモザイク

Ⅲ ジェンダーの何が問題か
第14章 男女というバイナリーから多様性のモザイクへ
第15章 ジェンダーという幻想
第16章 バイナリーの洗脳

Ⅳ ジェンダーのない世界へ
第17章 ジェンダーという神話にどう対処するか
第18章 混ざりあうジェンダー
第19章 ジェンダーフリーの教育
第20章 子どもたちをジェンダーから解放する
第21章 ジェンダーへの気づき
第22章 行動に移す
第23章 未来の展望

原注
参考文献
索引
謝辞

著者プロフィール

ダフナ・ジョエル  (ジョエル ダフナ)  (

【著者】ダフナ・ジョエル(Daphna Joel)│イスラエルの神経科学者(Ph.D.)。テルアビブ大学で神経科学・心理学を教えている。人間と動物の行動の脳メカニズムが専門。本書が初の著書。

ルバ・ヴィハンスキ  (ヴィハンスキ ルバ)  (

【著者】ルバ・ヴィハンスキ(Luba Vikhanski)│イスラエルのワイツマン科学研究所のサイエンス・ライター。『ニューヨーク・タイムズ』紙や『ネイチャー・メディシン』誌などに寄稿する。

鍛原 多惠子  (カジハラ タエコ)  (

【訳者】鍛原多惠子(かじはら・たえこ)│翻訳家。ホニグスバウム『パンデミックの世紀』、ライアン『文明が不幸をもたらす』、アル=カリーリ『サイエンス・ネクスト』、コーバリス『意識と無意識のあいだ』ほか多数。

上記内容は本書刊行時のものです。