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裁判官! 当職そこが知りたかったのです。 岡口 基一(著/文) - 学陽書房
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裁判官! 当職そこが知りたかったのです。 (サイバンカントウショクソコガシリタカッタノデス) 民事訴訟がはかどる本 (ミンジソショウガハカドルホン)

社会科学
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発行:学陽書房
A5判
192ページ
定価 2,600円+税
ISBN
978-4-313-51165-1   COPY
ISBN 13
9784313511651   COPY
ISBN 10h
4-313-51165-2   COPY
ISBN 10
4313511652   COPY
出版者記号
313   COPY
Cコード
C2032  
2:実用 0:単行本 32:法律
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年8月2日
最終更新日
2017年12月11日
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紹介

イラストで人気の中村真弁護士が岡口基一裁判官にインタビュー!?いま民事裁判が抱える問題からナゾに包まれた裁判官の日頃のお仕事まで、法曹関係者の「気になる」がこれでもかと詰まった珠玉の対談本!もちろん中村真弁護士の描き下ろしイラストも満載!
第0章 民事訴訟を語らうこと
第1章 書面
第2章 審理
第3章 証拠の提出
第4章 尋問
第5章 和解
第6章 釈明
第7章 判決
第8章 上訴
第9章 裁判所のお仕事
第10章 弁護士のお仕事
第11章 そのほか、裁判官と弁護士が思うこと
おわりに(中村真先生)

目次

第0章 民事訴訟を語らうこと
◆ そもそも民事訴訟とは何のための手続きか
◆ 民事訴訟に臨む者の心構え
◆ 法曹二者でぶつかって得られるもの

第1章 書面
◆ 裁判官から見た「よい書面」「悪い書面」
◆ 代理人から見た「手強い書面」「脅威にならない書面」
◆ 実際、裁判官は書面をどの程度読んでいる?
◆ この書面が流れを変えた!
(書面によって事件の見方に変化が生じたケースはあるか?)
◆ 書面と証拠の関連がわかるひと工夫

第2章 審理
◆ 代理人のキャラクターが及ぼす影響
◆ 上級審に移審した際の影響は考慮されているのか
◆ 主張立証責任がない側の当事者に求めること
◆ 真実を浮かび上がらせるために

第3章 証拠の提出
◆ 「適宜提出主義」の「適宜」
◆ 評価が気になる!「証拠提出、遅くなりました……。」
◆ 証拠の出し方失敗例100選

第4章 尋問
◆ 「尋問バッチリだったのにこの判決?」という疑問が生じるワケ
◆ 陳述書に全部書いたんだけど
(主尋問の意義は?裁判官は尋問にどの程度ウェイトを置いている?当事者尋問を単なるガス抜きとして見ていないか?)
◆ 裁判官の目に映る尋問
◆ 弁護士の目に映る尋問

第5章 和解
◆ 和解のメリット、デメリット
◆ 和解がふさわしい事件、ふさわしくない事件
◆ 代理人の協議進行のための苦労と工夫いろいろ
◆ 「裁判所の和解案を蹴った」当事者に思うこと
◆ 裁判官の心証開示の難しさ
◆ 見逃している?裁判官の出すサイン
(裁判官が和解の心証を弁護士に開示しているのに、弁護士が気付かないことがあると聞く。そのようなことはある?あるとすればどのような場合にどのようなサインを出している?)
◆ こんな心証開示はありがたい!(中村先生の目線から)

第6章 釈明
◆ 釈明権行使を行う際の考え方と配慮
◆ 真実を求めるために行うのか
◆ 審理が進んだ段階での筋読みが代わった場合は
(どの程度当事者に対して旧釈明を行使するか?)

第7章 判決
◆ やっぱり判決は嫌ですか
◆ 代理人の腕の良し悪しと判決の関係
◆ 上訴の可能性はどの程度考慮して判決を出しているのか
◆ 合議体での判断の進め方
◆ 被告欠席の際の調書判決のとき
◆ 上級審で判断が覆された!そのとき原審の裁判官は

第8章 上訴
◆ 「控訴審ならでは」の留意点
◆ 意外と知られていない控訴理由書の作法
◆ 裁判官が控訴審で着眼する点
◆ 控訴の趣旨は大抵どこか間違っている?
◆ 双方控訴か否か、附帯控訴などの事情

第9章 裁判所のお仕事
◆ ブラックボックス?裁判官の転勤時の引き継ぎ
◆ 裁判官がまず着眼する点
◆ こんな裁判官は良い裁判官

第10章 弁護士のお仕事
◆ 裁判所・事件の空気を読むか否か
◆ 事件の筋読みの上手いヘタ
◆ こんな代理人は良い代理人

第11章 そのほか、裁判官と弁護士が思うこと
◆ 本人訴訟について思うことあれこれ
◆ 事件外での法曹二者の距離感
◆ これだからこの仕事はやめられない
◆ それでもこの仕事はやっぱりツラい
◆ 岡口流!タスク管理・時間術
(岡口裁判官の執筆活動のハイペースさを考えると、裁判業務、執筆活動をどのようにタイムマネジメントされているのか教えて欲しい。)
◆ 裁判官から見た弁護士の仕事/弁護士から見た裁判官の仕事
◆ 裁判官の品位ってなに?

おわりに(中村真先生)

著者プロフィール

岡口 基一  (オカグチキイチ)  (著/文

岡口 基一
東京高等裁判所判事(2015年4月~2017年6月現在)。
『要件事実マニュアル』など、法曹界でのベストセラーを多数持つ。幅広い情報発信に定評があり、SNSで多くのフォロワーを持つ。

【著者略歴】
1994年 - 司法研修所司法修習修了(46期)、4月:浦和地方裁判所判事補
1996年4月 - 水戸地方裁判所土浦支部・水戸家庭裁判所土浦支部判事補
1997年4月 - 水戸地方裁判所土浦支部・水戸家庭裁判所土浦支部判事補、土浦簡易裁判所判事
1999年4月 - 東京地方裁判所判事補、東京簡易裁判所判事
2002年4月 - 福岡地方裁判所行橋支部長・福岡家庭裁判所行橋支部判事補、行橋簡易裁判所判事
2004年4月 - 福岡地方裁判所行橋支部長・福岡家庭裁判所行橋支部判事、行橋簡易裁判所判事
2005年4月 - 水戸地方裁判所・水戸家庭裁判所判事、水戸簡易裁判所判事
2006年4月 - 水戸家庭裁判所・水戸地方裁判所判事、水戸簡易裁判所判事
2008年4月 - 大阪高等裁判所判事、大阪簡易裁判所判事

中村 真  (ナカムラマコト)  (著/文

中村 真
弁護士。民事調停官(非常勤裁判官)。神戸大学法科大学院講師。ユーモアあふれるイラストと語り口で弁護士生活を切り取るブログ「WEBLOG弁護士中村真」が法曹界で大人気。

【著者略歴】
2000年 神戸大学法学部卒業
2003年 弁護士登録
2006年 司法書士特別研修講師
2013年 近畿弁護士会連合会交通事故委員会委員
2014年 神戸大学法科大学院講師(ローヤリング)
2015年 経済産業省中小企業庁・経営革新等支援機関認定、神戸簡易裁判所民事調停官、近畿弁護士会連合会税務委員会委員
2016年 神戸地方法務局筆界特定委員

上記内容は本書刊行時のものです。