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津波のあいだ、生きられた村 饗庭 伸(著/文) - 鹿島出版会
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津波のあいだ、生きられた村

発行:鹿島出版会
縦257mm 横257mm
120ページ
定価 3,600円+税
ISBN
9784306073531
Cコード
C3052
専門 単行本 建築
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2019年7月24日
最終更新日
2019年9月12日
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紹介

明治三陸地震、昭和三陸地震と津波の最高遡上高を記録した大船渡市・綾里(りょうり)は、「津波のあいだ」をどう過ごしてきたか。

2011年に起きた東日本大震災は、私たちが震災に対して持っていた周期的なイメージを強く上書きした。1933年の昭和三陸地震、1896年の明治三陸地震の記録がふたたび掘り起こされたのである。そして、このことは私たちがこれまではっきりと意識してこなかった、「津波のあいだ」を意識させることになった。(まえがきより)

目次

まえがき

第1章 綾里
津波のあいだと村 
綾里という地域 
3度の大津波 
綾里の昭和 
無意識の高台移転 
津波前夜の綾里 

第2章 空間
江戸から明治までの集落と津波 
「復興地」はどうして生まれたか 
何がどう動いたか 
復興地に建てられた家 
気仙の大工たち 

第3章 社会
綾里という地域社会 
多様な信仰と人々のつながり 
生業と経済 
津波と地域社会 
綾里という「直線」 
小石浜の事例 

第4章 避難
東日本大震災時の津波避難 
災害直後の避難生活の教訓と知恵

第5章 復興
近代復興と東日本大震災 
綾里の復興  
すまいの復興  
復興の手法 
明けの綾里 

第6章 継承
継承の方法 
行事に組み込む 
記録を残す方法  
津波のあいだの過ごし方  

あとがき

著者プロフィール

饗庭 伸  (アイバ シン)  (著/文

饗庭 伸(あいば・しん)
1971 年兵庫県生まれ。首都大学東京都市環境学部教授。早稲田大学理工学部建築学科卒業。博士(工学)。専門は都市計画・まちづくり。人口減少時代における都市計画やまちづくりの合意形成のあり方について研究すると同時に、実際のまちづくりに専門家として関わり、そのための技術開発も行っている。主な著書に『都市をたたむ』(花伝社)、『白熱講義 これからの日本に都市計画は必要ですか』(共著、学芸出版社)、『東京の制度地層』(編著、公人社)など。

青井 哲人  (アオイ アキヒト)  (著/文

青井哲人(あおい・あきひと)
1970年愛知県生まれ。明治大学理工学部教授。京都大学博士課程中退後、神戸芸術工科大学、人間環境大学をへて現職。博士(工学)。専門は建築史・建築論。家や村や街のごく自然な成り立ちのなかに「意志」を読むことが最近のテーマです。著書に『彰化一九〇六年:市区改正が都市を動かす』(アセテート)、『植民地神社と帝国日本』(吉川弘文館)、『明治神宮以前・以後』(共編著、鹿島出版会)、『近代日本の空間編成史』(共著、思文閣出版)、『世界建築史十五講』(共編著、彰国社)ほか。

池田 浩敬  (イケダ ヒロタカ)  (著/文

池田浩敬(いけだ・ひろたか)
1960年東京都生まれ。常葉大学社会環境学部教授。早稲田大学理工学部建築学科卒業。博士(都市科学)/東京都立大学。専門は都市防災・事前復興計画。津波など災害時の避難行動調査や避難シミュレーション等に関する研究、震災等に備えるための事前復興計画などの研究を行なっている。主な著書に『行動をデザインする』(共著・彰国社)など。

石槫 督和  (イシグレ マサカズ)  (著/文

石榑督和(いしぐれ・まさかず)
1986年岐阜市生まれ。東京理科大学工学部建築学科助教。明治大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。博士(工学)。専門は建築史・都市史。戦後、三陸津波後など、災害後の都市・集落の形成過程と建築に注目して、現代につながる空間の歴史研究を行っている。主な著書に『戦後東京と闇市 新宿・池袋・渋谷の形成過程と都市組織』(鹿島出版会、2016)など。

岡村 健太郎  (オカムラ ケンタロウ)  (著/文

岡村健太郎(おかむら・けんたろう)
1981年兵庫県生まれ。近畿大学建築学部講師。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。東京大学生産技術研究所助教をへて現職。博士(工学)。専門は建築史・都市史・災害史。歴史を現代との関係のなかで常に更新されるべき時空間として捉え、建築・都市・災害を対象とした歴史研究を行っている。主な著書に『「三陸津浪」と集落再編 ポスト近代復興に向けて』(鹿島出版会、2017)など。

木村 周平  (キムラ シュウヘイ)  (著/文

木村周平(きむら・しゅうへい)
1978年名古屋市生まれ。筑波大学人文社会系准教授。東京大学大学院総合文化研究科中退。博士(学術)。専門は文化人類学。これまで災害をテーマにトルコや日本で調査。その延長上で協働的な人類学のあり方について考えている。最近の業績として『21世紀の文化人類学』(共著、新曜社)、『ケアが生まれる場』(共著、ナカニシヤ)、【イタリック始め】The Routledge Companion to Actor-Network Theory【イタリック終わり】(近刊。共著、Routledge)など。

辻本 侑生  (ツジモト ユウキ)  (著/文

辻本侑生(つじもと・ゆうき)
1992年横浜市生まれ。民間シンクタンク勤務。筑波大学人文・文化学群人文学類卒業。歴史地理学および民俗学の視点から、近現代日本の地域社会における日々の暮らしについて研究している。論文に「高度経済成長期の山村における消費」(現代民俗学研究6、2014)、「昭和初期の岩手県気仙郡綾里村における津波災害への対応」(歴史地理学野外研究17、2016)、「磐梯町所蔵・山口弥一郎旧蔵ノート:解題と目録」(共著、福島県立博物館紀要33、2019)、など。

山岸 剛  (ヤマギシ タケシ)  (写真

山岸 剛(やまぎし・たけし)
写真家。1976年横浜市生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科および同大学芸術学校空間映像科卒業。人工性の結晶としての「建築」と、それが対峙する「自然」との力関係を主題とするものとしての「建築写真」を制作する。主な個展に「Tohoku – Lost,Left,Found」(2014、コニカミノルタギャラリー)。主な写真集に『Tohoku Lost,Left,Found』(2019、LIXIL出版)。

上記内容は本書刊行時のものです。