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出版者情報
津波のあいだ、生きられた村
発行:鹿島出版会
縦257mm
横257mm
120ページ
定価
3,600円+税
- 書店発売日
- 2019年9月14日
- 登録日
- 2019年7月24日
- 最終更新日
- 2019年10月9日
紹介
明治三陸地震、昭和三陸地震と津波の最高遡上高を記録した大船渡市・綾里(りょうり)は、「津波のあいだ」をどう過ごしてきたか。
2011年に起きた東日本大震災は、私たちが震災に対して持っていた周期的なイメージを強く上書きした。1933年の昭和三陸地震、1896年の明治三陸地震の記録がふたたび掘り起こされたのである。そして、このことは私たちがこれまではっきりと意識してこなかった、「津波のあいだ」を意識させることになった。(まえがきより)
目次
まえがき
第1章 綾里
津波のあいだと村
綾里という地域
3度の大津波
綾里の昭和
無意識の高台移転
津波前夜の綾里
第2章 空間
江戸から明治までの集落と津波
「復興地」はどうして生まれたか
何がどう動いたか
復興地に建てられた家
気仙の大工たち
第3章 社会
綾里という地域社会
多様な信仰と人々のつながり
生業と経済
津波と地域社会
綾里という「直線」
小石浜の事例
第4章 避難
東日本大震災時の津波避難
災害直後の避難生活の教訓と知恵
第5章 復興
近代復興と東日本大震災
綾里の復興
すまいの復興
復興の手法
明けの綾里
第6章 継承
継承の方法
行事に組み込む
記録を残す方法
津波のあいだの過ごし方
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。