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出版者情報
戦後東京と闇市
新宿・池袋・渋谷の形成過程と都市組織
発行:鹿島出版会
A5判
412ページ
定価
5,400 円+税
5,940 円(税込)
- 書店発売日
- 2016年9月15日
- 登録日
- 2016年7月21日
- 最終更新日
- 2016年7月22日
書評掲載情報
2016-11-06 |
読売新聞
朝刊 評者: 牧原出(政治学者、東京大学教授) |
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紹介
あの一等地はいかに形成されたのか――
世界屈指の繁華街、新宿・池袋・渋谷駅一帯の景観は、戦後復興期の変容にもとづく。闇市を原形に都市の構造変化を解明した、近現代都市史研究の俊英による副都心ターミナル近傍の形成史。
「新宿、池袋、渋谷等の戦後の状況は、一見無秩序とも思えるような激しい新陳代謝と景観変容に特徴づけられる。[……]ではどのようにしてターミナル近傍の形成過程を捉えればよいのか。[……]本書はこうした複数の主体の意志の重合として現れる物的な都市空間を対象化するために、都市組織(urban tissue)に注目する」(本書より)
目次
序章 東京のターミナルと闇市
第1章 東京のターミナルの形成と駅前広場
第2章 四組のテキ屋が組織した闇市の盛衰
第3章 一主体が所有する広大な土地が支えた池袋の戦災復興過程
第4章 地主が開発したマーケットの簇生と変容
結章 所有と専有からみる都市史
上記内容は本書刊行時のものです。