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出版者情報
ドバイ〈超〉超高層都市
21世紀の建築論
- 書店発売日
- 2015年9月2日
- 登録日
- 2015年9月9日
- 最終更新日
- 2015年8月27日
紹介
天上の造形感覚を論ずる禁断の建築書。再起動する〈超〉超高層の群れがめざすのは、モダニズムの超克か、アラブの図像か。活気づくマリーナとリゾート地区、旧市街、日本企業の建設プロジェクトの現場をガイド。
目次
第1章 21世紀のバビロン──メトロポリスの新たな物語 松葉一清
世界最高層が動き出す / 一段と「高く」「新しい」摩天楼の群れ / 「レイト・モダン」に始まる「宝冠」の造形 / 摩天楼の脱近代―アラブの造形を求めて / パリ、ラスベガス、そしてドバイ / 新世紀のブームタウン衒学、大衆迎合、アセット・マネージメント / バビロンから1300キロ、バベルの塔から3000年
第2章 ブルジュ・カリファ― 極限の図を求めて
とにかく天を突く / アラブが世界一 / 800メートル超の匕首 / 自生植物の図像 / 足元のモレスク / ミースに還る / コンクリート彫刻 / なんと高層マンション! / プロパガンダのトロフィー / 名乗りと経済/優越感のプライド/世界一を護持する文明観
第3章 マリーナ、泉、モール──バージョン・アップ・ドバイをもたらす「地」
どこにもない水辺―ドバイ・マリーナ / 世界最高層を足元から支える―ドバイ・ファウンテンの夜
椰子は枯れず / 旧市街地が示唆するもの / 2020年を目指して
第4章 都市ドバイ「建築ガイド」
A歴史地区 ベドウィン、海に出る / B世界一高層地区 ドバイ・ショックを超えて / C帆と波のリゾート地区 海辺の醍醐味 / D椰子の葉陰のリゾート地区 海中の疑似遺跡探訪 / E 人工運河街区 フリーウェー、西へ
ドバイ 都市建築事典
第5章 砂漠の超高層建築──設計とプロジェクトの現場 野呂一幸
設計の現場 / ダイヤモンド取引の頂点―アルマス・タワー / 日の丸技術陣の奮闘 / カーテンウォール、そして建築材料の実態/プロジェクトの現場では / 度重なる変更に追われるコントラクターの設計者と技術者たち / 事前調査、契約/施主はどこにいる? / ローカル設計事務所の人材 / ドバイ・ショックを超えて―日本の建設業の未来は中東に
上記内容は本書刊行時のものです。