版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
BL研究者によるジェンダー批評入門 溝口彰子(著/文) - 笠間書院
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文電話番号:
注文FAX番号:
注文メール:
注文サイト:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
ト・日     書店
直接取引:なし
返品の考え方: 返品フリー

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

BL研究者によるジェンダー批評入門 (ビーエルケンキュウシャニヨルジェンダーヒヒョウニュウモン) 言葉にならない「モヤモヤ」を言葉で語る「ワクワク」に変える、表象分析のレッスン (コトバニナラナイモヤモヤヲコトバデカタルワクワクニカエルヒョウショウブンセキノレッスン)

このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:笠間書院
四六判
400ページ
並製
価格 2,700円+税
ISBN
978-4-305-70989-9   COPY
ISBN 13
9784305709899   COPY
ISBN 10h
4-305-70989-9   COPY
ISBN 10
4305709899   COPY
出版者記号
305   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2023年4月7日
最終更新日
2023年5月26日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

紀伊國屋じんぶん大賞2023 第1位 『布団の中から蜂起せよ』高島鈴さん応援!

【概 要】
本書は、映画やドラマ、漫画やアニメ、現代アートなどビジュアル要素のある作品を、「ジェンダーの視点」で批評してみようとお誘いする本です。
「なんかモヤモヤした!」「すごくかっこよかった!」といった感想から一歩踏み込んで、「なぜモヤモヤしたのか」「どのようにカッコいいと感じたのか」を言語化してみると、「作品を見る」という体験がもっと豊かになります。

第一部では、それぞれの作品で「セクシュアル・マイノリティの登場人物や同性愛がどのような言動をしているか(what)、どのようなカメラワークで描かれているか(How)」「その背景には何があるのか」などについて、「あっこ先生」と「もえさん」の会話を通して学ぶことができます。
本文内には、専門用語の解説や参考文献の案内があり、ジェンダーやフェミニズムに関する専門的な知識がなくても読み進めることができます。
第二部では第一部のもととなった論文や映画の応援コメントなどを掲載しており、本格的な批評文にも触れることができます。大学などでのレポート作成やSNSでの発信にも役立つでしょう。

本書を読めば、
普段何かを見るたびに感じていた「モヤモヤ」「いいね!」に対して、「そういうことだったのか!」と納得してスッキリするだけでなく、
「いろんな映像作品を見て分析したい!」
「好きな作品をもっともっと応援したい!」
「S N Sで作品批評をしてみたい!」
……と、自分の気持ちを言葉で表現する「ワクワク」に目覚めるはずです。


アメリカ留学中のクィア理論との出会いから、自身のルーツがBLの祖先である「24年組」の「美少年漫画」だと気づいたことがきっかけで、BL論を研究し、映画、アート、クィア領域研究倫理などについて執筆してきた著者による、ジェンダー批評入門講義が始まります!
-----------------------------
・映画『LOVEMYLIFE』で「何が描かれているか」より「どう描かれているか」に注目する
・映画『砂の女』の「女」と「男」という二項対立を揺るがす映像表現とは?
・ドラマ・映画『おっさんずラブ』から差別と偏見の構造を考える
・二人の人間の新しい関係の可能性を探る、漫画『作りたい女と食べたい女』
・世界のLGBT映画史につらなる映画『his』
・ステレオタイプから自由になる、映画『おろかもの』の登場人物たち
・現代アート「サエボーグ」のパフォーマンスから、アートの次元で「身体」を眺める……など
-----------------------------

目次

【目 次】
はじめに

第一部 基礎編:ジェンダー批評に一歩踏み出そう
第一章 作品に潜む偏見に気づく 「いないこと」にされるレズビアンたち
第二章 自分の中の「当たり前」を考える 「男」と「女」という二項対立
第二・五章 「カップル」のかたちを考える ちまたに溢れる恋愛のテンプレ
第三章 現代アートで「身体」をみる エンタメ作品とは別次元の実験の面白さ
第四章 モヤモヤを言語化する ホモフォビアとミソジニー
第五章 「何を目指しているか」を丁寧に読む 作り手や売り手の意図

第二部 応用編:アカデミックな批評文を読んでみよう

おわりに

著者プロフィール

溝口彰子  (ミゾグチアキコ)  (著/文

溝口彰子(みぞぐち・あきこ)
クィア・ビジュアル・カルチュラル・セオリスト。
早稲田大学文学学術院准教授(文化構想学部表象メディア論系)。
大学卒業後、ファッション、アート関係の職につき、レズビアンとしてコミュニティ活動も展開。1998年、米国ロチェスター大学大学院に留学。ダグラス・クリンプのもと、ビジュアル&カルチュラル・スタディーズ・プログラムで、BLと女性のセクシュアリティーズをテーマにPhD(博士号)を取得。BL論のみならず、映画、アート、クィア領域研究倫理などについて論文や記事を執筆し、複数の大学で講師をつとめた後、現職。
著書に『BL進化論 ボーイズラブが社会を動かす』(太田出版)、『BL進化論〔対話篇〕 ボーイズラブが生まれる場所』(宙出版)があり、中国語と韓国語にも翻訳出版されている(ともに第17回Sense of Gender賞特別賞受賞)。
YouTube “BL with AKIKO” channel:https://www.youtube.com/@blwithakiko

上記内容は本書刊行時のものです。