版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
噺本と近世文芸 藤井 史果(著) - 笠間書院
.
【利用可】 (連絡不要)

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文電話番号:
注文FAX番号:
注文メール:
注文サイト:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
ト・日     書店
直接取引:なし
返品の考え方: 返品フリー

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

噺本と近世文芸 (ハナシボントキンセイブンゲイ) 表記・表現から作り手に迫る (ヒョウキヒョウゲンカラツクリテニセマル)

文芸
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:笠間書院
A5判
260ページ
上製
価格 5,200 円+税   5,720 円(税込)
ISBN
978-4-305-70811-3   COPY
ISBN 13
9784305708113   COPY
ISBN 10h
4-305-70811-6   COPY
ISBN 10
4305708116   COPY
出版者記号
305   COPY
Cコード
C0091  
0:一般 0:単行本 91:日本文学総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2016年5月
書店発売日
登録日
2016年4月21日
最終更新日
2017年8月24日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2016-11-10 日本文学  11月号
評者: 吉丸雄哉氏
MORE
LESS

紹介

江戸時代を通して書き継がれた笑話集「噺本」の謎に、新たな視点で迫る!

再録や改作を繰り返す性質から
作り手や創意に不明な点が多い噺本。

噺本を文字化された文芸として捉え
会話に付される記号「庵点(いおりてん・〽)」の使用方法など
従来見過ごされてきた表記・表現の面から検討。

新たな手法で噺本を読み直し作り手の実像、その創意に迫りながら
近世文芸史上のさまざまな謎の解明に挑む。

目次

はじめに

凡例

第一部 「はなし」の定義

第一章 噺本研究史
はじめに/一、前期噺本/二、後期噺本/おわりに
第二章 「噺」と「咄」 ─噺本にみる用字意識─
はじめに/一、「話」の用字/二、「咄」の用字/三、「噺」の用字/四、「咄」と「噺」の併用/五、作り手の用字意識/六、「噺本」と「咄本」/おわりに

第二部 噺本にみる表記と表現

第一章 噺本における会話体表記の変遷
はじめに/一、上方軽口本と江戸小咄本/二、庵点に関する先行研究/三、庵点の出現/四、明和・安永期以後の軽口本/五、洒落本にみる会話体表記/おわりに
第二章 噺本に表出する作り手の編集意識 ─戯作者と噺本─
はじめに/一、朋誠堂喜三二/二、山東京伝/三、感和亭鬼武/四、十返舎一九/五、曲亭馬琴/六、烏亭焉馬/七、その他の個人笑話集/おわりに

第三部 謎につつまれた噺本の作り手 ─山手馬鹿人を中心に─

第一章 大田南畝・山手馬鹿人同一人説の再検討
はじめに/一、『蝶夫婦』書誌/二、『蝶夫婦』の構成/三、『蝶夫婦』と庵点の用法/四、南畝の噺本三部作と『蝶夫婦』/五、『蝶夫婦』と『話句翁』/六、山手馬鹿人と洒落本/おわりに
第二章 山手馬鹿人の方言描写
はじめに/一、馬鹿人の洒落本と方言/二、洒落本における田舎言葉/三、『粋町甲閨』と仙台方言/四、『蝶夫婦』初編と南畝噺本三部作における田舎者/五、他の噺本との比較/おわりに
第三章 山手馬鹿人と洒落本
はじめに/一、馬鹿人の文体/二、洒落本における少女/三、「子ども」の描き方/四、馬鹿人以前、そして以後/五、『南客先生文集』の作者/おわりに

第四部 噺本作者の横顔 ─瓢亭百成をめぐって─

第一章 瓢亭百成の文芸活動
はじめに/一、百成の閲歴/二、百成の噺本/三、咄の構成とその特色/四、『山中竅過多』/五、百成をめぐる人々/おわりに
第二章 瓢亭百成の著作 ─未翻刻資料の書誌および翻刻─
Ⅰ『福山椒』(享和三年〈一八〇三〉)
Ⅱ『華の山』(文化二年〈一八〇五〉)
Ⅲ『百夫婦』(文化元年〈一八〇四〉)
Ⅳ『舌の軽わざ/とらふくべ』(文化三年〈一八〇六〉)
Ⅴ『申新版落咄 瓢孟子』(文政七年〈一八二四〉)
Ⅵ『一口はなし 初夢漬』(文政十三年〈一八三〇〉)

初出一覧
あとがき
索引【人名・作品名】

前書きなど

【目新しい笑話を収集し、書き記すことに主眼をおく噺本において、たしかに編者の影は薄く、その独創性を見い出すことは容易ではない。また、一口に噺本といっても、その時代や地域、そして何より作り手によってその成立の背景や過程は大きく異なっており、一様に論じることができるものではない。しかし、これらの噺本を単なる笑話の記録や寄せ集めではなく、文字化された「記載文芸」として捉え、一作にまとめた編者の存在を意識して読み直すと、これまでみえなかったさまざまな特色が浮かび上がってくる。
 そこで本書では、この噺本について「作り手の意識」を軸に据え、従来看過されることの多かった表記や表現の観点から検討を行い、その文学史上における意義を考察するとともに、まだ不明な点の多い噺本の作り手について具体的に明らかにし、噺本研究の多様な可能性を提示することを目的とする。......「はじめに」より】

著者プロフィール

藤井 史果  (フジイ フミカ)  (

1977年、富山県立山町生まれ。2001年、青山学院大学文学部日本文学科卒業。2012年、青山学院大学大学院文学研究科日本文学・日本語専攻博士後期課程修了。博士(文学)。現在、青山学院大学非常勤講師。

上記内容は本書刊行時のものです。