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妖怪・憑依・擬人化の文化史 伊藤 慎吾(著/文 | 編集) - 笠間書院
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妖怪・憑依・擬人化の文化史 (ヨウカイヒョウイギジンカノブンカシ)

文芸
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発行:笠間書院
A5判
362ページ
並製
価格 2,200円+税
ISBN
978-4-305-70797-0   COPY
ISBN 13
9784305707970   COPY
ISBN 10h
4-305-70797-7   COPY
ISBN 10
4305707977   COPY
出版者記号
305   COPY
Cコード
C0091  
0:一般 0:単行本 91:日本文学総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2016年2月
書店発売日
登録日
2016年1月8日
最終更新日
2017年8月24日
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書評掲載情報

2016-10-14 ダ・ヴィンチニュース  
評者: アサトーミナミ
2016-07-08 知的好奇心の扉 トカナ  
評者: 本多カツヒロ
2016-07-07 知的好奇心の扉 トカナ  
評者: 本多カツヒロ
2016-04-10 山形新聞
評者: 小松和彦
2016-04-10 宮崎日日新聞
評者: 小松和彦
2016-04-10 上毛新聞
評者: 小松和彦
2016-04-10 山陽新聞
評者: 小松和彦
2016-04-10 熊本日日新聞
評者: 小松和彦
2016-04-10 京都新聞
評者: 小松和彦
2016-04-10 愛媛新聞
評者: 小松和彦
2016-04-03 山梨日日新聞
評者: 小松和彦
2016-04-03 南日本新聞
評者: 小松和彦
2016-04-03 山陰中央新報
評者: 小松和彦
2016-04-02 北國新聞
評者: 小松和彦
2016-04-02 福島民友
評者: 小松和彦
2016-04-02 福島民報
評者: 小松和彦
2016-03-20 朝日新聞
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紹介

古代から現代、『日本書紀』から『妖怪ウォッチ』まで
文学・絵画・民俗資料や、小説・マンガ等の中で
異類たちはどのように表現され、
背後にどのような文化的要素があったのか

異類の文化を解き明かす、初の入門書!

【本書では人間に対する異類、人間に擬えられた異類を対象としている。異類として表現された実在/非実在の動物は人間から離れて存在しないのである。物理的に未踏の山奥や海底に棲むとされるものといえども、目撃され、あるいは想像されることで立ち現れるのだ。以下では日本の精神文化を映し出す鏡として異類を見ていくことにしたい。...「異類文化学への誘い」より】

執筆は、伊藤慎吾、飯倉義之、伊藤信博、今井秀和、北林茉莉代、佐伯和香子、塩川和広、杉山和也、永島大輝、毛利恵太。

目次

異類の出現する時 --本書の手引き ●伊藤慎吾

総 論 異類文化学への誘い ●伊藤慎吾

Ⅰ 妖 怪

総 説
 描かれる異類たち--妖怪画の変遷史 ●飯倉義之
前近代から現代へ
 変貌するヌエ ●杉山和也
コラム1「ねこまた」
 ネコマタとその尻尾の描写の変遷 ●毛利恵太
コラム2「くだん」
 「くだん」が何を言っているかわからない件 ●永島大輝
現代から前近代へ
 ゆるキャラとフォークロア
 --ゆるキャラに擬人化される民間伝承-- ●飯倉義之
コラム3「妖怪ウォッチ」
 『妖怪ウォッチ』と『ポケモン』の動物妖怪 ●今井秀和
コラム4「東方キャラ」
 東方プロジェクトの妖怪キャラクター ●伊藤慎吾

Ⅱ 憑 依

総 説
 憑依する霊獣たち--憑き物、神使、コックリさん-- ●今井秀和
前近代から現代へ
 狐憑き--近世の憑きもの・クダ狐を中心に-- ●佐伯和香子
コラム5「狐憑き」
 狐憑きと脳病 ●伊藤慎吾
コラム6「馬の神の託宣」
 馬の神の託宣 ●伊藤慎吾
現代から前近代へ
 ペットの憑霊--犬馬の口寄せからペットリーディングまで-- ●今井秀和
コラム7「犬神憑き」
 犬神系の一族 ●永島大輝
コラム8「実話怪談・都市伝説」
 動物霊が友達になるまで ●飯倉義之

Ⅲ 擬 人 化

総 説
 擬人化された異類 ●伊藤慎吾
前近代から現代へ
 擬人化された鼠のいる風景--お伽草子『隠れ里』再考 ●塩川和広
コラム9「花月往来」
 『花月往来』の魅力--花と月の合戦-- ●北林茉莉代
コラム10「近世擬人物」
 なぜ江戸時代に擬人化がひろがったのか ●伊藤信博
現代から前近代へ
 物語歌の擬人化表現--童謡とコミックソングのはざまで-- ●伊藤慎吾
コラム11「妖怪擬人化」
 妖怪の擬人化、そして人間化 ●飯倉義之
コラム12「擬人化コスプレ」
 擬人化コスプレの登場 ●伊藤慎吾
西欧の擬人化事情
 西欧の擬人化表現と日本漫画の影響 ●伊藤信博

もっと知りたい人のために
 参考文献ガイド
 異類文化史年表

あとがき
執筆者一覧
索引【異類・人名・作品名】

著者プロフィール

伊藤 慎吾  (イトウ シンゴ)  (著/文 | 編集

國學院大學・非常勤講師。物語研究・室町文化史・キャラクター文化論。著書に『室町戦国期の文芸とその展開』(三弥井書店、2010年)、『室町戦国期の公家社会と文事』(同、2012年)、「南方熊楠『蛤の草紙』論の構想」(『南方熊楠研究』第9号、2015年)。

飯倉 義之  (イイクラ ヨシユキ)  (著/文

國學院大學文学部准教授(専門は口承文芸学、民俗学)*共編著に『ニッポンの河童の正体』(新人物往来社、2010年)、『日本怪異妖怪大事典』(東京堂出版、2013年)など 。論文に「妖怪のリアリティを生きる」(『現代民俗学研究』第7号、現代民俗学会、2015年3月)ほか。

伊藤 信博  (イトウ ノブヒロ)  (著/文

名古屋大学国際言語文化研究科助教(お伽草子、絵巻・奈良絵本)*「擬人化され、可視化される植物・食物--室町から江戸時代を中心に」(『アジア遊学』第154号、勉誠出版、2012年6月)、「室町から江戸期における飢饉と食物生産」(『地理と文化』第86号、アルマルタン社、2014年8月)、共著に『『酒飯論絵巻』影印と研究 文化庁本・フランス国立図書館本とその周辺』(臨川書店、2015年)。

今井 秀和  (イマイ ヒデカズ)  (著/文

蓮花寺佛教研究所研究員(日本近世文学、民俗学、比較文化論)*共著に『皿屋敷 幽霊お菊と皿と井戸』(白澤社、2015年)、論文に「〈穴〉の境界論--山本作兵衛の炭坑画に見る狐--」(『朱』第55号、伏見稲荷大社、2011年)、「動植物の口寄せ--神と生物のあわいで--」(『日本文学研究』第52号、大東文化大学、2013年)など。

北林 茉莉代  (キタバヤシ マリヨ)  (著/文

大正大学大学院博士後期課程(お伽草子、仏教文学、軍記物語など)*「『平家物語』における武士の〈契り〉--義仲・兼平の最期から--」(『國文學試論』第20号、立正大学、2011年3月)、「『宝物集』本文異同に関する小考--「白純王ト申王ノ名香ナリ」を中心に--」(『國文學試論』第23号、2014年3月)、「『花月往来』小考」(『國文學試論』第24号、2015年3月)。


佐伯 和香子  (サエキ ワカコ)  (著/文

明治大学・國學院大學兼任講師(伝承文学。継子譚・申し子譚)*「都と鄙--継子物語の構造--」(『昔話伝説研究』第22号、2002年)、『菅江真澄の旅と和歌伝承』(岩田書院、2009年)など。

塩川 和広  (シオカワ カズヒロ)  (著/文

立教大学大学院博士後期課程(お伽草子の異類物、特に福神とその眷属に関する表現について)*「富貴への予言と福神・貧乏神--打出の小槌と柿帷子」(『アジア遊学』第159号、2012年12月)、「お伽草子「福神物」にみる龍宮の眷属--蛸イメージの変遷を中心に」(『伝承文学研究』第62号、2013年8月)、「お伽草子「福神物」に見る致富の構造--『梅津長者物語』の貧乏神を中心に」(『立教大学日本文学』第111号、2014年1月)など。

杉山 和也  (スギヤマ カズヤ)  (著/文

青山学院大学大学院博士課程(説話学。近代説話学の形成史。南方熊楠)*「日本に於ける鰐(ワニ)の認識」(『説話文学研究』第46号、2011年)、「(正・続)日本に於ける鯨鯢の認識」(『青山語文』第43・44号、2013・14年3月)、「日本に於けるネコの認識--猫またの出現をめぐって--」(『平成二五年度 名古屋大学大学院国際言語文化研究科教育・研究プロジェクト「文化創造の展開および発展」報告書』2014年)。

永島 大輝  (ナガシマ ヒロキ)  (著/文

栃木市中学校教員(民俗学・文学。怪異妖怪伝承(主として動物))*「身体欠損のある馬の怪異--首切れ馬を中心に--」・「栃木県下都賀郡岩舟町静和の世間話と民俗知識」(共に『昔話伝説研究』第34号、2015年)。

毛利 恵太  (モウリ ケイタ)  (著/文

(妖怪文化及び妖怪の周辺)@bottle_youkai 瓶詰妖怪 日本の妖怪についての紹介文を定期投稿するbotを運営。

上記内容は本書刊行時のものです。