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日本名詩選2[昭和戦前篇]
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2015年6月
- 書店発売日
- 2015年6月15日
- 登録日
- 2015年5月21日
- 最終更新日
- 2016年7月6日
書評掲載情報
2015-08-09 | 東京新聞/中日新聞 |
2015-08-02 | 朝日新聞 |
2015-06-21 | 毎日新聞 |
2015-06-21 | 読売新聞 |
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紹介
近現代詩入門としての詩歌集〈アンソロジー〉、登場!
詩人たちの魂の声に耳を傾ける。
時代順にならべ鑑賞と注釈を添えた近現代詩入門。
戦争や社会問題が詩人たちに刺激をあたえ、詩の黄金期ともいえる19年。新体詩の流れをくむ抒情詩と、最新のモダニズム作品が、激しい葛藤や対立を繰り返し盛んに作られた時代。詩壇は現代へと変化する。
八木重吉/草野心平/高村光太郎/安西冬衛/北原白秋/佐藤春夫訳/金子みすゞ/北川冬彦/田中冬二/三好達治/中野重治/宮沢賢治/河井酔茗/岡本潤/西脇順三郎/萩原朔太郎/中原中也/丸山薫/伊東静雄/井伏鱒二/立原道造/村野四郎/金素雲訳/永瀬清子/山之口貘/全74篇収録!
【本書の特徴】
●鑑賞・注釈を添え、近現代詩の入門に最適です。
●時代順に並べ歴史を掴める構成。
●定説に加え、最新の研究成果も盛り込んだ解釈。
【今日、現代詩に関心をもつ人は、決して多くはありません。また、ほとんどの高名な詩人たちがすでに鬼籍にある現在の状況は、必ずしも詩にとって幸せなものとは言えないでしょう。詩歌に冷たい風の吹きすさぶこの時代にあって、私は近代日本に生きた詩人たちが紡ぎだした魂の声に耳を傾け、その精華を本書に集大成することで、愛する日本の詩に、一つの塔を打ち立てたいと心から願うものです。この三冊を通して、詩を愛する人が一人でも増えることを、私は切望してやみません。】......『日本名詩選』1巻「はじめに」より
目次
八木重吉 母をおもふ『貧しき信徒』
素朴な琴『貧しき信徒』
草野心平 秋の夜の会話『第百階級』
高村光太郎 樹下の二人『現代日本文学全集』
あどけない話『現代日本文学全集』
ぼろぼろな駝鳥『現代日本文学全集』
安西冬衛 春[てふてふが一匹]『軍艦茉莉』
春[鰊が地下鉄道を]『軍艦茉莉』
北原白秋 水上『海豹と雲』
佐藤春夫訳 恋愛天文学『車塵集』
金子みすゞ お魚『美しい町』
大漁『美しい町』
星とたんぽぽ『空のかあさま』
積つた雪『空のかあさま』
私と小鳥と鈴と『さみしい王女』
北川冬彦 馬『戦争』
田中冬二 青い夜道『青い夜道』
ふるさとにて『青い夜道』
三好達治 乳母車『測量船』
雪『測量船』
甃のうへ『測量船』
中野重治 歌『中野重治詩集』
あかるい娘ら『中野重治詩集』
宮沢賢治 雨ニモマケズ『雨ニモマケズ手帳』
河井酔茗 ゆづり葉『紫羅欄花』
岡本潤 罰当りは生きてゐる『罰当りは生きてゐる』
西脇順三郎 天気『ambarvalia』
雨『ambarvalia』
旅人『ambarvalia』
萩原朔太郎 帰郷『氷島』
中原中也 サーカス『山羊の歌』
帰郷『山羊の歌』
妹よ『山羊の歌』
汚れつちまつた悲しみに......『山羊の歌』
生ひ立ちの歌Ⅰ『山羊の歌』
丸山薫 汽車にのつて『幼年』
伊東静雄 わがひとに与ふる哀歌『わがひとに与ふる哀歌』
井伏鱒二訳 田家春望『肩車』
秋夜寄丘二十二員外『肩車』
勧酒『肩車』
井伏鱒二 つくだ煮の小魚『厄除け詩集』
逸題『厄除け詩集』
立原道造 はじめてのものに『萱草に寄す』
のちのおもひに『萱草に寄す』
中原中也 湖上『在りし日の歌』
骨『在りし日の歌』
北の海『在りし日の歌』
頑是ない歌『在りし日の歌』
一つのメルヘン『在りし日の歌』
月夜の浜辺『在りし日の歌』
また来ん春............『在りし日の歌』
冬の長門峡『在りし日の歌』
正午『在りし日の歌』
三好達治 大阿蘇『春の岬』
村野四郎 鉄棒『体操詩集』
飛込『体操詩集』
金素雲訳 カフエー・フランス『乳色の雲』
ふるさとを恋ひて何せむ『乳色の雲』
青葡萄『乳色の雲』
猫『乳色の雲』
永瀬清子 諸国の天女『諸国の天女』
山之口貘 畳『山之口貘詩集』
結婚『山之口貘詩集』
丸山薫 学校遠望『物象詩集』
立原道造 夢みたものは・・・・・・・・『立原道造全集』
高村光太郎 千鳥と遊ぶ智恵子『智恵子抄』
山麓の二人『智恵子抄』
レモン哀歌『智恵子抄』
荒涼たる帰宅『智恵子抄』
岡本潤 夜の機関車『夜の機関車』
草野心平 富士山 作品第肆『富士山』
金素雲訳 石ころ『朝鮮詩集 前期』
希望『朝鮮詩集 中期』
三好達治 かへる日もなき『花筐』
上記内容は本書刊行時のものです。