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日本史の謎を攻略する 松尾 光(著) - 笠間書院
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9784305707208

日本史の謎を攻略する

歴史・地理
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発行:笠間書院
四六判
298ページ
並製
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-305-70720-8   COPY
ISBN 13
9784305707208   COPY
ISBN 10h
4-305-70720-9   COPY
ISBN 10
4305707209   COPY
出版者記号
305   COPY
Cコード
C0021  
0:一般 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年2月
書店発売日
登録日
2014年1月10日
最終更新日
2014年2月18日
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紹介

誰かがあなたの目を曇らせるために創り出した、
作為的なイメージを事実と思い込んでいないだろうか。
96話で日本史の常識を疑う。
歴史のほんとうの姿をどう見つけていくのか。恰好の指南書。

【…江戸時代の鎖国体制・百姓一揆などは、あとに続いた明治国家による作為があるようだ。自分たちが倒した江戸幕府にことさらに暗い世相・劣った社会体制の時代というマイナスイメージを与え、倒幕を義挙だったと思い込ませたい。自分たちこそが正義漢で救世主であり、そのお蔭ですくなくとも前時代よりいい時代になった。あんな前時代には戻りたくない。そう思って、現国家を支えて貰いたい。だから江戸時代の実態を覆い隠してまで、理不尽で悪い施策に苦しんだ社会と誤解させたい。どうも私たちは、そうした作為がなされたものをそのまま実像と思い込んでいる。前の時代に生きていたより今はましだ、と。それを剥ぎ取る努力をしないと、歴史のほんとうの姿は見えてこない。】はじめにより。

目次

はじめに
 
第一章 原始古代
□01 邪馬台国近畿説・九州説の根拠とその政治的思惑とは
□02 邪馬台国と大和王権の関係はどうなっているのか
□03 大和の御所に、なぜ出雲の神々が祀られているのか
□04 天孫降臨はどこに生じた伝承だったのか
□05 登美丘に天降りした饒速日命はなぜ真正の神の子とされたのか
□06 神武天皇が即位した橿原はどこにあったのか
□07 神武天皇陵は、どうやって現在の地に決まったのか
□08 一言主の神の雄姿は記録ごとになぜこれほど変転させられるのか
□09 盟神探湯なんかでただしい判決ができるのか
□10 任那日本府は日本の植民地支配の拠点だったのか
 
第二章 飛鳥・奈良時代
□11 聖徳太子の祈りは、どういう奇跡を起こしたのか
□12 今も残る太子道は、聖徳太子の通勤路だったのか
□13 聖徳太子は、ほんとうに後継者と見られていたのか
□14 謎につつまれた古代豪族・鴨(加茂)氏の実体は
□15 万葉歌が伝えていた有間皇子の心の叫びとは
□16 壬申の乱で、少数派になるはずの側がなぜ二正面作戦を取ったのか
□17 天智天皇・天武天皇の子女間の純愛は、どういう結末を呼んだのか
□18 万葉歌で知られる大伴家持の悩みと左大臣・橘諸兄との個人的関係とは
□19 行基は、奈良県御所市とどんな関係があったか
□20 唐招提寺は鑑真の夢にみた道場だったか、それとも流刑地だったか
□21 各地に残されている条里制の跡は、奈良時代のものじゃなかったの
□22 日本列島の形や気候は、いつも現代と同じだと思っていないか
□23 正倉院宝物は校倉造の特異な空調機能のおかげで保存されたのか
□24 木簡は墨痕のある木札で古代地層からの出土遺物だ、となぜ定義できないのか
 
第三章 平安時代
□25 政権奪取の二度目のチャンスを、橘氏はなぜみすみす見逃したのか
□26 東大寺と延暦寺とでは、どうして僧侶のなり方が違うの
□27 荘園って、どうやって貴族・寺社所有の特権地となっていったの
□28 国司って一人じゃなくて、四種類もあったの
□29 貴族のつけた日記はまだ見ぬ子孫たちのために遺したものだってホント
□30 むかしは、こんなものまで人に化けていたのか
□31 将門の乱を準備していたっていう「僦馬の党」とはどういう人たちだったか
□32 今日が決戦という日なのに、平将門が率いてきた大軍はどこに消えちゃったのか
□33 藤原純友は、しょせん海賊なのかそれとも……
□34 漢才に対する大和魂は、日本人の精神の自立を意味しているの
□35 「元祖蒔絵」「螺本舗」とかいってるけど、もともとは中国製品のコピーだったの
□36 平仮名の成立は、日本文化の自立のあかしといえるのか
□37 国風文化なんて、存在するのか
□38 出家した僧侶たちは、色欲を断ち切って修行していたのか
□39 興福寺の僧兵は、どうして春日大社の神木を持って強訴するのか
□40 天皇はもともと不親政だったと思っていいのか
□41 院政って、偶然の事情でできた反骨の政権だったの
□42 摂関家に逆らって院政を支えたのはどういう勢力だったの
□43 平氏は、摂関家と源氏を潰すために登用されたんだって
□44 平氏政権がダメなところと優れたところとは
 
第四章 鎌倉時代
□45 鎌倉時代のはじまりは、イイクニ(一一九二)年じゃないってどういうことなの
□46 なんで鎌倉幕府なんていう機関を作ろうと発想したのか
□47 神護寺蔵の頼朝像・重盛像は、どうして彼らのじゃないといわれるのか
□48 源義経は、なにを勘違いして追われる身になったのか
□49 承久の乱で、なぜ天皇家は廃絶しなかったのか
□50 承久の乱は「乱」なのか「変」なのか
□51 裁判所で勝訴すれば一件落着だと思っていないか
□52 蒙古襲来のとき、神風は二度も吹いたのか
□53 蒙古襲来は、中国の人たちの目をどう変えたか
□54 蒙古軍は、結局、鎌倉幕府を倒したんじゃないの
□55 「歴史は時間とともに発展する」なんて、信じてていいのか
 
第五章 室町・戦国時代
□56 楠木正成はどうして幕府軍を翻弄し神出鬼没でいられたか
□57 足利義満は天皇にかわる王を目指したのか
□58 日本銭を作るべきなのか、渡来銭がほんらいなのか
□59 倭寇は、ほんとうに日本人による海賊行為だったのか
□60 戦国時代の戦いは、戦闘員同士の争いだけで終わっていたのか
□61 敵地に侵入しようとするとき、戦国大名はどうやって道を知ったのか
□62 今川義元や武田信玄は、織田信長を打ち破って上洛するところだったのか
□63 長篠の戦いで、武田の騎馬隊は無鉄砲だったから鉄砲の餌食になったのか
□64 筒井順慶はほんとうに日和見だったのか
□65 羽柴秀吉は、「信長が死んだ」とどうして信じたのか
□66 天下統一にあたり、秀吉はどのように宮廷を利用したか
□67 前近代では米が重要な作物だったから、秀吉は石高制を採用したのか
□68 家にある系図とその系譜感覚はただしいものとしてよいか
□69 「陸の今井」町は、どうやって自治権を獲得したのか
 
第六章 江戸・明治時代
□70 江戸幕府が鎖国をしていたって、ほんとうなのか
□71 鎖国で耳目を塞いだ江戸幕府は、海外事情にうとかったのか
□72 近世の石高とは、その土地の米の生産高だと思っていないか
□73 参勤交代は、江戸時代を通じてすべての大名に課せられた義務だったのか
□74 百姓とは、つまり農民のことなのか
□75 農民たちは、自分が作った銀舎利を食べられなかったのか
□76 自給自足社会なんて時代はどこかにあったのか
□77 自給自足の村に生まれた人々は、生涯、村を出ないで暮らしていたのか
□78 島原の乱は、キリスト教徒を交えた百姓一揆じゃなかったのか
□79 江戸時代は、各藩にお任せの分権支配体制だったのか
□80 天領の年貢が安いのは、お上のお慈悲だったのか
□81 悪貨への改鋳に乗り出した荻原重秀は、勘定奉行の面汚しだったのか
□82 赤穂浪士の名場面は、芝居用に捏造されたものではなかったか
□83 三行半をつきつけられた女性たちは、不幸に耐えてきただけか
□84 夭折した子どもなのに流産と扱われるのはどうしてなのか
□85 初鰹は、あたらしもの好きにすぎなかったのか
□86 日本はほんとうに無宗教・無信仰社会なのか
□87 「喪服は黒、墓石の下に骨を納める」は、昔からの常識じゃなかったの
□88 大黒屋光太夫は、どうしてロシアとの架け橋になったのか
□89 寛政の改革はいまも施行されているって、どういうこと
□90 百姓一揆や逃散は、生活が苦しくなったときに弱者がすることだったのか
□91 幕末の攘夷派は、じつはたった一人しかいなかったんじゃないの
□92 大政奉還は、徳川慶喜のギブアップの証だったのか
□93 廃藩置県で「国」は廃止されたんじゃないのか
□94 東京都は、どうして武蔵国の全域でなかったのか
□95 便利な乗り物ならば、引く手あまたで導入されるはずなのか
□96 漢字・仮名をやめて、日本語はほんとうにローマ字表記になるところだったのか
 
初出掲載書・雑誌の一覧
あとがき

著者プロフィール

松尾 光  (マツオ ヒカル)  (

1948年、東京生まれ。学習院大学文学部史学科卒業後、学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士課程満期退学。博士(史学)。神奈川学園中学高等学校教諭・高岡市万葉歴史館主任研究員・姫路文学館学芸課長・奈良県万葉文化振興財団万葉古代学研究所副所長をへて、現在、鶴見大学文学部・早稲田大学商学部非常勤講師。

著書 単著に『白鳳天平時代の研究』(2004、笠間書院)『古代の神々と王権』『天平の木簡と文化』(1994、笠間書院)『天平の政治と争乱』(1995、笠間書院)『古代の王朝と人物』(1997、笠間書院)『古代史の異説と懐疑』(1999、笠間書院)『古代の豪族と社会』(2005、笠間書院)『万葉集とその時代』(2009、笠間書院)『古代史の謎を攻略する古代・飛鳥時代篇.奈良時代篇』(2009、笠間書院)『古代の社会と人物』(2012年、笠間書院)。編著に『古代史はこう書き変えられる』(1989、立風書房)『万葉集101の謎』(2000、新人物往来社)『疎開・空襲・愛―母の遺した書簡集』(2008、笠間書院)『近鉄沿線謎解き散歩』(2013、KADOKAWA)、共著に『争乱の古代日本史』(1995、廣済堂出版)『古代日本がわかる事典』(1999、日本実業出版社)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。