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八重葎 別本八重葎 神野藤 昭夫(編集) - 笠間書院
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中世王朝物語全集 13

八重葎 別本八重葎 中世王朝物語全集13

発行:笠間書院
A5判
価格 8,200円+税
ISBN
978-4-305-40093-2
Cコード
C3393
専門 全集・双書 日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2019年1月31日
最終更新日
2019年4月5日
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紹介

八重葎 やへむぐら
嵐山からの紅葉狩の帰り、中納言は、琴の音に誘われ、女君と出会い、親しむようになる。
しかし、母君の重篤がもとで通いのとだえる間に、女君を俟っていた運命はどのようなものだったか。
その巧みな展開を、典雅な文体で味わい深くものがたる。
現存五本の翻刻一覧をも付し、伝本・表記の歴史のドラマを明らかにして、物語研究に新たな地平を開く。
底本には、紫草書屋蔵『やへむくら物語』(吉田幸一旧蔵、作楽本、滋野安昌書写本)を用いた。当該写本は、菅原夏蔭所持本系統の伝本としては最善本と判断されるものである。

別本八重葎 べつぽんやへむぐら
「八重葎」とは同名だが内容を異にする作品。
須磨明石の流謫から帰京した光源氏をめぐるもうひとつの隠された物語。
蓬、葎の生い茂る女君の邸を訪れたのは、待ちかねた源氏の君と思いきや、はたしてその顚末は。
『源氏物語』「蓬生」巻前後の年立に矛盾なく嵌まり込むように、巧みに語られた世界。
現存する唯一の本の伝来解明とともに、このような物語が創出される現場に迫る解題を付す。
底本には、紫草書屋蔵『八重葎』(寶暦九年二月中浣 成章 寛政七年中夏冩之 成孚)を用いた。当該写本は、本作品の現在知られる唯一の伝本である。

目次

八重葎:
凡例/本文・現代語訳/注/登場人物系図・梗概・解題/諸本現態本文翻刻一覧
別本八重葎:
凡例/本文・現代語訳/注/登場人物一覧・梗概・解題/現態本文翻刻

著者プロフィール

神野藤 昭夫  (カンノトウ アキオ)  (編集

1943年、東京生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。博士(文学)。跡見学園女子大学名誉教授。著書に『散逸した物語世界と物語史』『知られざる王朝物語の発見-物語山脈を眺望する』『与謝野晶子の源氏物語翻訳と自筆原稿』。共編著に『中世王朝物語を学ぶ人のために』『新編伊勢物語』『越境する雅楽文化』ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。