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東京水辺散歩~水の都の地形と時の堆積をめぐる 陣内 秀信(著/文) - 技術評論社
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東京水辺散歩~水の都の地形と時の堆積をめぐる (トウキョウミズベサンポミズノミヤコノチケイトトキノタイセキヲメグル)

趣味・実用
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発行:技術評論社
A5判
240ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-297-13095-4   COPY
ISBN 13
9784297130954   COPY
ISBN 10h
4-297-13095-5   COPY
ISBN 10
4297130955   COPY
出版者記号
297   COPY
Cコード
C2026  
2:実用 0:単行本 26:旅行
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2022年9月8日
最終更新日
2022年10月13日
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紹介

「ブラタモリ」でもおなじみ!
陣内秀信先生、松田法子先生らが案内する魅惑のTOKYOガイド

東京は凸凹地形であると同時に、水都ととも表現されるように、水との関わりが深い都市です。
江戸時代には水路が江戸市街を縦横に走り、人々は舟を日常の交通手段や輸送手段として活用していました。多くの水路は高度成長期に埋め立てられてしまいましたが、その痕跡は今も街のいたるところに残っています。
また、意外と知られていませんが、東京には今もあちこちに湧水が存在しています。水の湧く場所は古くから人が活用してきた場所でもあり、古代より人の生活の場所でもありました。

本書では、東京の隠れた魅力である水辺に注目し、都心・下町のエリアはもちろん、巨大都市の西側に広がる山の手、さらにその外側の武蔵野台地、そして多摩地域にまで意識を拡大し、時空を超えて、東京に潜む「水の空間」のユニークな姿とその面白さを描き出そうと目論んでいます。表層的な部分だけでなく、その下に埋もれた地層や、湧水地のもつ本来の意義から都市の生態系を考察していく、アタマとカラダで楽しむお散歩ガイドブックです。

目次

第1章 都市と水辺
人がつくった都市の水辺(陣内秀信)
01 隅田川
02 日本橋川~神田川
03 内濠と外濠
04 小名木川と深川
05 東京湾

第2章 東京の湧水
 湧水から探る東京(松田法子)
01 王子~赤羽
02 大井町~大森
03 等々力渓谷~多摩川台公園
04 お鷹の道~野川
05 落合~目白崖線

第3章 東京の水源
 東京礫層 東京の地下に広がる太古の水辺(齋藤彰英)
01 武蔵野三大湧水池
02 羽村~狭山丘陵
03 青梅~御岳山

第4章 東京の水辺の未来
 水の郷・日野(編集部)
01 豊田用水~黒川水路

著者プロフィール

陣内 秀信  (ジンナイ ヒデノブ)  (著/文

陣内秀信(じんない ひでのぶ)
法政大学 江戸東京研究センター 特任教授、中央区立郷土天文館 館長。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。ヴェネツィア建築大学留学、ユネスコのローマ・センターにて研修。専門はイタリア建築史・都市史。著書に『東京の空間人類学』(筑摩書房)、『水と都市』(編著、岩波書店)『水都東京―地形と歴史から読みとく下町・山の手・郊外』( 筑摩書房)、等。受賞歴にサントリー学芸賞、ローマ大学名誉学士号他。

松田 法子  (マツダ ノリコ)  (著/文

松田法子(まつだ のりこ)
京都府立大学大学院 生命環境科学研究科 准教授。博士(学術)。専門分野は建築史・都市史・領域史。水際の土地の居住に関する社会・文化・技術・景観の研究など、人と場所との豊かな関係と問題系について調査研究を行う。近年は「汀の人文史」をテーマに活動。著書に『絵はがきの別府』(左右社)、共著に『危機と都市──Along the Water』(左右社)、『変容する都市のゆくえ──複眼の都市論』(文遊社)、『渋谷の秘密』(PARCO 出版)等。

齋藤 彰英  (サイトウ アキヒデ)  (著/文

齋藤彰英(さいとう あきひで)
1983 年静岡県生まれ。2009 年東京藝術大学大学院修士課程修了。多摩美術大学情報デザイン学科、日本工学院八王子専門学校非常勤講師を兼任。地形と水の関係を題材に、写真を主とした作品制作と発表を行う。近年では多摩川などの流路をリサーチし、制作活動を行っている。主な個展に、「東京礫層 Tokyo Gravel」(東京、2021)、「川底に住う魚」(島根、2019)、「神の漁場」(東京、2016)、「いつか」(静岡、2015)等。

山本敦子  (ヤマモト アツコ)  (編集

山本敦子(やまもと あつこ)
アートプロデューサー、コミュニケーションディレクター、エディター。芸術と社会の関係に着目し、公共空間におけるアートプロジェクトを各地で実施している。また、企業や自治体のブランディングや広報、PR 等、コミュニケーション活動の企画・ディレクションを手掛ける。アートプロジェクト「オープン・ウォーター~水(*)開く」を水辺という公共空間で実施したことをきっかけに、東京の水辺空間をリサーチ。その多様性、奥深さに興味を抱き、本書を企画した。

上記内容は本書刊行時のものです。