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Rによるセイバーメトリクス入門 Max Marchi(著/文) - 技術評論社
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Rによるセイバーメトリクス入門 (アールニヨルセイバーメトリクスニュウモン)

コンピュータ
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発行:技術評論社
B5変型判
368ページ
定価 3,400円+税
ISBN
978-4-297-11684-2   COPY
ISBN 13
9784297116842   COPY
ISBN 10h
4-297-11684-7   COPY
ISBN 10
4297116847   COPY
出版者記号
297   COPY
Cコード
C3055  
3:専門 0:単行本 55:電子通信
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年9月1日
最終更新日
2020年10月23日
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紹介

セイバーメトリクスとは、ベースボールのデータを利用して戦術を分析することです。本書は、データアナリスト、野球愛好家にRを利用したセイバーメトリクスを紹介します。Rは、データの読み込み、適切なフォーマットへの変換、グラフによるデータの視覚化、統計分析の実行まで、すべての分析ステップを完結できる便利なソフトウェアです(使用されているすべてのデータセットとRコードはオンラインから利用できます)。

第2版では、Rのモダンなデータ分析を可能にするtidyverseを採用し、選手やボールの動きを高速・高精度に分析するために必須となったStatcastによるプレーヤ追跡データを加筆しました。初版のすべてのコードをtidyverseに準拠して修正しました。さまざまなベースボールのプレーとそのデータを通して、モダンなRの利用方法とセイバーメトリクスについて学習できます。

目次

■第1章 野球データセット
1.1 イントロダクション
1.2 Lahman データベース:シーズンごとのデータ
1.2.1 スラッガーたちのホームラン数の推移
1.2.2 データの取得
1.2.3 Master テーブル
1.2.4 Batting テーブル
1.2.5 Pitching テーブル
1.2.6 Fielding テーブル
1.2.7 Teams テーブル
1.2.8 クイズ
1.3 Game-by-Game(試合ごとのデータ)
1.3.1 1998 年のMcGwireとSosaのホームラン王争い
1.3.2 Retrosheet
1.3.3 Game Logs
1.3.4 RetrosheetからGame logを取得
1.3.5 Game logの例
1.3.6 クイズ
1.4 Play-by-Play(打席ごとのデータ)
1.4.1 Event files
1.4.2 イベントの例
1.4.3 クイズ
1.5 投球ごとのデータ
1.5.1 MLBAM GamedayとPITCHf/x
1.5.2 PITCHf/xの例
1.5.3 クイズ
1.6 プレイヤーの動きと打球のデータ
1.6.1 Statcast
1.6.2 Baseball Savant data
1.6.3 クイズ
1.7 まとめ
1.8 参考文献
1.9 演習

■第2章 R入門
2.1 イントロダクション
2.2 RとRStudioのインストール
2.3 Tidyverse
2.3.1 dplyr
2.3.2 Pipe
2.3.3 ggplot2
2.3.4 他のパッケージ
2.4 データフレーム
2.4.1 Warren Spahn のキャリア
2.4.2 データフレーム
2.5 データフレームの操作
2.5.1 データフレームの結合・抽出
2.6 ベクトル
2.6.1 ベクトルの定義・計算
2.6.2 ベクトルに関する関数群
2.6.3 ベクトルインデックスと論理変数
2.7 Rにおけるオブジェクトとコンテナ
2.7.1 Characterデータとデータフレーム
2.7.2 Factors
2.7.3 Lists
2.8 まとまったRコマンド
2.8.1 Rのスクリプト
2.8.2 Rの関数
2.9 データの読み込みと書き込み
2.9.1 ファイルから読み込む
2.9.2 データセットの保存
2.10 パッケージ
2.11 データの分割、適用、結合2.11.1 map 関数を使った繰り返し処理
2.11.2 他の例
2.12 ヘルプの活用
2.13 参考文献
2.14 演習

■第3章 グラフィックス
3.1 イントロダクション
3.2 Character 変数
3.2.1 棒グラフ
3.2.2 軸のラベルとタイトルを追加する
3.2.3 Character 変数を使った他の種類のグラフ
3.3 グラフの保存
3.4 Numeric 変数:一次元の散布図とヒストグラム
3.5 2つのNumeric変数
3.5.1 散布図
3.5.2 グラフの作成
3.6 Numeric変数とFactor変数
3.6.1 並列一次元散布図
3.6.2 並列箱ひげ図
3.7 Ruth、Aaron、Bonds、A-Rodの比較
3.7.1 データの取得
3.7.2 プレイヤーのデータフレームの作成
3.7.3 グラフの作成
3.8 1998年のホームラン王争い
3.8.1 データの取得
3.8.2 変数の抽出
3.8.3 グラフの作成
3.9 参考文献
3.10 演習

■第4章 得点と勝利の関係
4.1 イントロダクション
4.2 Lahman DatabaseにおけるTeamsテーブル
4.3 線形回帰
4.4 ピタゴラス勝率
4.4.1 ピタゴラスモデルの指数
4.4.2 ピタゴラスモデルの良い予測と悪い予測
4.5 1勝に必要な得点数
4.6 参考文献
4.7 演習

■第5章 得点期待値を用いたプレーの価値
5.1 得点期待値行列
5.2 イニングの残りで記録された得点
5.3 行列の作成
5.4 打撃プレーの価値の把握
5.5 Jose Altuve
5.6 全バッターの打撃機会とパフォーマンス
5.7 打順
5.8 ヒットの種類による得点価値の違い
5.8.1 ホームランの価値
5.8.2 シングルヒットの価値
5.9 盗塁の価値
5.10 参考文献とソフトウェア
5.11 演習

■第6章 ボール球とストライク球の効果
6.1 イントロダクション
6.2 バッターのカウントとピッチャーのカウント
6.2.1 あるピッチャーの例
6.2.2 Retrosheet からピッチシークエンスを検討する
6.2.3 カウントごとの予測される得点価値
6.2.4 打席における「経過したカウント」の重要性
6.3 カウントによる行動
6.3.1 カウントによるスイングの傾向
6.3.2 ボール/ストライクカウントの影響
6.3.3 カウントによる投球の選択8
6.3.4 カウントによる球審の行動
6.4 参考文献
6.5 演習

■第7章 フレーミング
7.1 イントロダクション
7.2 投球の詳細データ(pitch-level)の取得
7.3 ストライクゾーンはどこか
7.4 ストライク判定確率をモデリング
7.4.1 推定結果の可視化
7.4.2 推定した平面の可視化
7.4.3 利き腕の調整
7.5 フレーミングのモデリング
7.6 参考文献
7.7 演習

■第8章 選手の成績推移
8.1 イントロダクション
8.2 Mickey Mantle の打撃成績推移
8.3 成績推移の比較
8.3.1 事前準備
8.3.2 通算成績のを計算
8.3.3 類似性スコアの計算
8.3.4 年齢、OBP(出塁率)、SLG(長打率)、OPS の定義
8.3.5 成績推移に対するフィッティングとプロット
8.4 ピーク時の年齢の一般的なパターン
8.4.1 全選手に対する成績推移の推定
8.4.2 ピーク時の年齢の変化
8.4.3 ピーク時の年齢と通算打数
8.5 成績推移とポジション
8.6 参考文献
8.7 演習

■第9章 シミュレーション
9.1 イントロダクション
9.2 イニング途中のシミュレーション
9.2.1 マルコフ連鎖
9.2.2 得点期待値を使った評価
9.2.3 遷移確率の計算
9.2.4 マルコフ連鎖によるシミュレーション
9.2.5 得点期待値のその先
9.2.6 チームごとの遷移確率
9.3 シーズンのシミュレーション
9.3.1 Bradley-Terry モデル
9.3.2 スケジュールを組み立てる
9.3.3 素質のシミュレーションと勝率の計算
9.3.4 レギュラーシーズンのシミュレーション
9.3.5 ポストシーズンのシミュレーション
9.3.6 1シーズンをシミュレーションする関数
9.3.7 たくさんのシーズンをシミュレーションする
9.4 参考文献
9.5 演習

■第10章 バッターの好不調分析
10.1 イントロダクション
10.2 好調
10.2.1 連続試合安打を見つける
10.2.2 移動平均を考慮した打率
10.3 各選手の打数レベルでの連続安打
10.3.1 安打とアウトの連続
10.3.2 移動平均打率
10.3.3 全選手のスランプを見つける
10.3.4 イチローとMike Troutの連続安打は異常か?
10.4 Statcastにおける打球速度の特有パターン
10.5 参考文献
10.6 演習

■第11章 データベースを利用したパークファクターの計算
11.1 イントロダクション
11.2 MySQL のインストールとデータベースの作成
11.3 R からMySQL への接続
11.3.1 RMySQL を使った接続
11.3.2 R から他のデータベースへの接続
11.4 R からMySQL のGame log データベースへの入力
11.4.1 Retrosheet からR へ
11.4.2 R からMySQL へ
11.5 Rからクエリを実行する
11.5.1 イントロダクション
11.5.2 Coors Fieldと得点の関係
11.6 独自の野球データベースの構築
11.6.1 Lahmanのデータベース
11.6.2 Retrosheetのデータベース
11.6.3 PITCHf/xのデータベース
11.6.4 Statcastのデータベース
11.7 基本的なパークファクターの計算
11.7.1 Rにデータを読み込む
11.7.2 ホームランに与えるパークファクターの影響
11.7.3 提案アプローチの仮定
11.7.4 パークファクターの適用
11.8 参考文献
11.9 演習

■第12章 Statcastの打球データ
12.1 イントロダクション
12.2 スプレーチャート
12.2.1 1年分のStatcastデータの取得
12.2.2 打球方向の傾向と内野守備
12.3 打球角度と打球速度
12.3.1 打球角度vs打球速度の散布図
12.4 ホームラン確率のモデリング
12.4.1 一般化加法モデル(GAM)
12.4.2 滑らかな予測
12.4.3 2017シーズンのホームランを推定
12.5 打球角度は能力なのか
12.5.1 打球角度の分布
12.5.2 シーズン前半の打球角度とシーズン後半の打球角度の相関
12.7 演習

■付録A Retrosheetファイルの説明
A.1 打席ごとのデータファイルのダウンロード
A.1.1 イントロダクション
A.1.2 セットアップ
A.1.3 特定シーズンへの関数の使用
A.1.4 ファイルの読み込み
A.1.5 parse retrosheet pbp関数
A.2 event file:簡潔なリファレンス
A.2.1 試合とイベントの識別子
A.2.2 試合の状態
A.3 ピッチシークエンスのパース
A.3.1 イントロダクション
A.3.2 セットアップ
A.3.3 全カウントの評価

■付録B MLBAM Gameday・PITCHf/xデータの活用
B.1 イントロダクション
B.2 データが保存されている場所
B.3 PITCHf/xデータを用いた分析
B.3.1 オンラインリソースからデータを取得
B.3.2 Rによる解析
B.3.3 XMLの展開
B.3.4 pitchRx:PITCHf/xデータのためのR関数
B.4 データの詳細
B.4.1 atbatに関する要素
B.4.2 pitchに関する要素
B.4.3 hipに関する要素(打球位置のデータ)
B.5 Gameday and PITCHf/xデータに関するメモ
B.6 雑集
B.6.1 投球の軌道を計算
B.6.2 他のデータソースとのクロスリファレンス
B.6.3 オンラインリソース

■付録C Statcastデータの活用
C.1 イントロダクション
C.2 試合のシチュエーション変数
C.3 投球に関する変数
C.4 プレーのイベント変数
C.5 打球に関する変数
C.6 導出される変数
C.7 守備変数

参考文献

著者プロフィール

露崎 博之  (ツユザキ ヒロユキ)  (翻訳

Hiroyuki Tsuyuzaki
2015年に中央大学理工学部経営システム工学科を卒業後、マーケティングリサーチ会社に入社。2020年からはプロ野球球団にて編成・スカウティング担当のアナリストとして従事。スポーツ×アナリティクスの更なる飛躍に向けてイベントの主催など鋭意活動している。

Yoshihiro Nishiwaki  (ヨシヒロ ニシワキ)  (翻訳

Yoshihiro Nishiwaki
London School of Economics and Political Science (LSE) 修了。Rは学生時代に独学。趣味はまち歩きと年に数回の草野球。ポジションはピッチャーだが制球に苦しみ、近年WHIPが悪化傾向にある。右投右打。1994年生まれの大谷世代。

上記内容は本書刊行時のものです。