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なぜ、いま学校でプログラミングを学ぶのか-はじまる「プログラミング教育」必修化 平井聡一郎・利根川裕太(著/文) - 技術評論社
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なぜ、いま学校でプログラミングを学ぶのか-はじまる「プログラミング教育」必修化 (ナゼイマガッコウデプログラミングヲマナブノカ ハジマルプログラミングキョウイクヒッシュウカ)

ビジネス
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発行:技術評論社
四六判
232ページ
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-297-11087-1   COPY
ISBN 13
9784297110871   COPY
ISBN 10h
4-297-11087-3   COPY
ISBN 10
4297110873   COPY
出版者記号
297   COPY
Cコード
C3055  
3:専門 0:単行本 55:電子通信
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2019年12月17日
最終更新日
2020年1月7日
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紹介

「結局どんなことを、どこまでやればいいの?」
「うちの学校、まだICT環境も十分整っていない……」

そんな先生や学校、自治体を救うべく、日本全国を飛び回り、プログラミング未経験の先生方への指導や授業づくりの支援に力を尽くす識者二人が語る直前対策の書です。

ときには自らも教壇に立ち、アイデアあふれる授業づくりの実践を重ねる元校長の平井聡一郎氏。
「すべての子どもがプログラミングを楽しむ国」を目指し、先生の支援に取り組む「みんなのコード」代表理事の利根川裕太氏。

現場を知り尽くした二人の実践者が「必修化の背景」から「授業で実際に取り組む方法」までくわしく解説。
教育関係の方々はもちろん「これから小学校でどんなことを学ぶのか?」と不安な保護者の方も、バッチリ理解できます。
必修化が直前に迫る現場の今と課題、プログラミング教育にかける想いを「本音」で語りあった対談も必読です!

目次

●序章 「プログラミング」にどんなイメージを持っていますか? ―2020年度の教育改革に向けて(平井聡一郎)
教育関係者の持つ「プログラミング教育」のイメージからわかること
AIやビッグデータで社会が大きく変わる
今ある職業の半分がAIに置き換わる!?
小学校でのプログラミング教育が目指すもの
新しい学びで何を育むのか
まずは自分で体験してみること

●第1章 なぜ、今プログラミング教育が必修化?(利根川裕太)
身の回りにたくさんあるコンピュータ
小学校で学ぶのは、暮らしに関連した身近なこと
暮らしに欠かせないコンピュータについて学ぶのが、プログラミング教育
プログラミングを小学生から学ぶことへの疑問や不安に対して
すべての子どもにプログラミング教育を
学校教育でプログラミングを必修化することの意義
身の回りの小さな課題を解決することが大きな活躍につながる
2020年度までと、その先へ
コラム プログラミング教育が必修化になるまで
コラム なぜコンピュータサイエンスを学ばなければならないのか ―東京大学大学院 情報学環・教授 越塚登先生の講演より

●第2章 小学校プログラミング教育の目指すもの ―プログラミング的思考ってなに?(平井聡一郎+利根川裕太)
コンピュータについて知り、創造力・可能性を広げる
プログラミング的思考
コンピュータやプログラミングの重要性に気づき、問題解決に生かそうとする態度
プログラミング「で」教科の学びを深める
プログラミング教育の分類
プログラミング教育はこれからの学びの土台をつくる
プログラミング的思考を育む授業の流れ
コラム 創造力と高いIT技術力を持つ若手クリエーターたち ―未踏ジュニア2019年度最終成果報告会

●第3章 プログラミング授業の始め方(利根川裕太)
学校の先生がプログラミング教育に向いているわけ
3ステップでプログラミング教育の準備をしよう
授業を行ううえでの4つのポイント
完璧を求めず、授業を実践してみる
コラム 実際に行われた授業の事例満載! ―未来の学びコンソーシアムが運営する「小学校を中心としたプログラミング教育ポータル」
コラム すべての子供たちに、テクノロジーを通し自己実現できる環境を! ―石川県加賀市とコンピュータクラブハウス加賀の取り組み

●第4章 プログラミング教材の選び方と実践方法(平井聡一郎)
教材はあくまでも「ツール」であることを忘れない
日常的に取り組める「アンプラグドコンピュータサイエンス」
直感的にプログラミングできる「ビジュアルプログラミング」
リアルのモノと連動させる「フィジカルプログラミング」
プログラミング教材を選ぶポイント
はじめは「Start Small」から
プログラミング体験は3ステップで始める
できる場があれば、子どもは必ずやる
平井先生授業中継 茨城県大洗町立大洗小学校
 [2年生]朝の行動を書き出してみよう!
 [4年生]ビジュアルプログラミングで物語をつくってみよう!
 プログラミング的思考とコミュニケーション ―平井先生の授業を体験してみて 校長 沢畑好朗先生

●第5章 さぁ、プログラミング授業を始めよう! ―取り組み最前線
事例1 愛知県岡崎市立男川小学校
 「つべこべ言わずやってみる」から「信じてやっていく」 校長 本間茂夫先生
 「公開授業」参観してきました
  [4年生]Scratchで『もみじ』の最後のハモリを考えよう
  [5年生]ご飯とみそ汁をつくろう
事例2 東京都世田谷区立東玉川小学校
 児童も先生も、楽しさや面白さ、達成感を大切に 校長 奥山圭一先生
 「公開授業」参観してきました
  [2年生]プログラミングであそぼう ―めいろをつくってあそぼう
  [4年生]チャレンジバリアフリー
事例3 東京都三鷹市立第一小学校
 プログラミングで表現の幅を広げる 図工専科 﨑村紅葉先生
 「公開授業」参観してきました
  [6年生]The Moving Pictures! ―音楽に合わせて動く絵を描こう
事例4 岡山県総合教育センター
 地道に少しずつ、幅広い地域で ―岡山県でのプログラミング教育への取り組み 情報教育部 指導主事 浅野雄一さん

●平井聡一郎&利根川裕太 プログラミング対談 プログラミング教育を本音でトーク
THEME1:今、プログラミング教育はどうなっているの?
 民間のプログラミングスクールが増える一方で、広がる地域格差
 プログラミングが小学校の教科書に載ったことの意味
 外部の人材を巻き込む、外側から声を上げる
THEME2:学校のプログラミング教育の課題をひも解く
 プログラミング教育の分類ってなに? 学校や先生によって学習内容は異なるの?
 プログラミング教育の時間が足りない?
 ぶっちゃけ、小学校の先生がプログラミングを教えられるの?
 プログラミング教育、小学校よりも中学校のほうが課題多し
 プログラミング教育よりも前に、ICT環境が課題!
 ヘルプの声をあげることも大切!
THEME3:本当にプログラミングって学ぶ必要があるの?
 テクノロジーの進化で、社会や仕事が変わる未来
 プログラミングの考え方は、生活にも必要
 プログラミングは、子どもたちの可能性を広げる

●付録 プログラミング教材リスト

著者プロフィール

平井聡一郎・利根川裕太  (ヒライソウイチロウ トネガワユウタ)  (著/文

●平井 聡一郎(ひらい そういちろう)
 茨城県の公立小中学校教諭、校長、教育委員会指導主事等を歴任後、2017年より情報通信総合研究所特別研究員。文部科学省「ICTを活用した教育推進自治体応援事業」ICT活用教育アドバイザー及び企画評価委員、総務省プログラミング教育事業推進会議委員を歴任。
 2020年度の次期学習指導要領完全実施に向け、地方からの教育改革を目指し、ICT機器整備のコンサルティング、教員のためのプログラミングセミナーの開催等に取り組む。

●利根川 裕太(とねがわ ゆうた)
 特定非営利活動法人「みんなのコード」代表理事。2016年 文部科学省「小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成とプログラミング教育に関する有識者会議」委員。
 2020年度から必修化される小学校でのプログラミング教育にて、子どもたちがプログラミングを楽しめる授業が日本中に広まるよう学校の先生等への支援を企業・行政と協力しながら実施している。

上記内容は本書刊行時のものです。