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IT業界の病理学 司馬紅太郎、秋山浩一(著/文) - 技術評論社
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IT業界の病理学 (アイティーギョウカイノビョウリガク)

コンピュータ
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発行:技術評論社
A5判
176ページ
定価 1,680円+税
ISBN
978-4-297-10857-1   COPY
ISBN 13
9784297108571   COPY
ISBN 10h
4-297-10857-7   COPY
ISBN 10
4297108577   COPY
出版者記号
297   COPY
Cコード
C3055  
3:専門 0:単行本 55:電子通信
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2019年9月6日
最終更新日
2019年10月15日
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紹介

★なんちゃってアジャイル症候群、「運用でカバー」依存症、永遠の進捗90%……IT業界の問題とその原因、対処法を体系化

「流行っているものに闇雲に飛びつきマネするも、うまくいかなければ『ウチには合わない』と早々に捨て去ってしまう」
「リスクをまるで無視して、目先のマイルストーンだけを目指してひたすら突進し、プロジェクトが破綻」
「トラブルの原因を十分に分析しないまま、もっともらしい再発防止策はとられるものの、問題が再発」

今日もIT業界のどこかの現場で猛威をふるっている“病気”の原因と背景、そして治療法と予防法を、現場の一線で活躍するエンジニアたちが体系化。開発、レビュー・テスト、保守・運用、マネジメント、業界まで、「あるある」で終わらせず、一歩先に踏み出すためのヒントが満載。

目次

■■1章 開発の病気
■1-1 仕様を決められないユーザー (司馬)
■1-2 「現行どおり」の要件定義 (佐々木)
■1-3 要求に対する問題がリリースの直前になって見つかる (秋山)
■1-4 スパゲッティ・ドキュメント (森)
■1-5 T.B.D依存症 (都築)
■1-6 なんちゃってアジャイル症候群 (司馬)
■1-7 絶対にさわれないソースコード (森)
■1-8 だれも見ない開発標準 (秋山)


■■2章 レビュー・テストの病気
■2-1 全部そろってからレビュー (森)
■2-2 メールレビューという名のアリバイ作り (秋山)
■2-3 腐敗したテスト仕様書 (都築)
■2-4 絶対に見ないエビデンス (森)
■2-5 重荷にしかならない不具合管理 (鈴木昭)
■2-6 テストケース肥大病 (鈴木昭)


■■3章 保守・運用の病気
■3-1 困りごとが解決されないヘルプデスク (秋山)
■3-2 マニュアルどおりにしか動けない運用者 (司馬)
■3-3 「運用でカバー」依存症 (司馬)
■3-4 なんちゃってDevOps症候群 (司馬)
■3-5 高齢化するばかりの運用現場 (司馬)


■■4章 マネジメントの病気
■4-1 プロジェクト管理無計画病 (司馬)
■4-2 有識者をつれてきたから安心病 (鈴木準)
■4-3 リリース可否判定会議直後の重大バグ報告 (秋山)
■4-4 杓子定規な監査 (堀)
■4-5 プログラマのモチベーションが一番大事病 (司馬)
■4-6 問題解決のための会議に当事者が参加していない (秋山)
■4-7 再発防止につながらないトラブル解析 (秋山)
■4-8 永遠の進捗90% (司馬)
■4-9 失敗だらけのPoC (司馬)
■4-10 部署名錯乱病 (司馬)


■■5章 業界の病気
■5-1 勉強会は業務ですか? (秋山)
■5-2 受注のジレンマ (森)
■5-3 超多段階下請け開発 (司馬)
■5-4 プログラマ→SE→プロマネのキャリアパス病 (司馬)
■5-5 学生のキャリアアンマッチ病 (司馬)

著者プロフィール

司馬紅太郎、秋山浩一  (シバコウタロウ アキヤマコウイチ)  (著/文

■司馬紅太郎(しば こうたろう)【Twitter】@shiba_koutaro 法学部卒業後、IT業界へ。プログラマから始まり、さまざまなプロジェクトでシステム開発を経験、近年は大手ベンダーで、PM、PMO、PM支援を務める。取得資格はPMP、CISA、ITコーディネータなど。 著書に『空想プロジェクトマネジメント読本』『観察系エンジニアの告白』(以上技術評論社)、『ニッポンエンジニア転職図鑑』(幻冬舎メディアコンサルティング)など多数。趣味ゲーで、船団「まったりお茶」所属。 ■秋山浩一(あきやま こういち)【Twitter】@akiyama924 HAYST法のコンサルタント。博士(工学)。日本品質管理学会代議員。 ASTER理事、SQiP研究会、ISO/IEC JTC 1/SC7 WG26委員。 著書に『ソフトウェアテスト技法ドリル』『事例とツールで学ぶHAYST法』(日科技連出版社)など。

森龍二、鈴木昭吾  (モリリュウジ スズキショウゴ)  (著/文

■森龍二(もり りゅうじ) SIerで技術支援やレビュー組織リーダーを経験後、第三者検証会社に転職。不具合分析を中心に、現場の検証サービスを支援している。システム開発プロジェクトにおいてさまざまな不条理を目の当たりにしたことと、Capers Jonesの『ソフトウェア病理学』(構造計画研究所)に感銘をうけ、読書会を主催したことが本書の執筆につながっている。趣味はピアノ演奏。訳書に『システムテスト自動化標準ガイド』(翔泳社)。 ■鈴木昭吾(すずき しょうご)【Twitter】@rin2_ 電機メーカー系企業に入社後、企業向けシステムの設計、導入、カスタマイズなどをおこなうSE(システムエンジニア)を経験したのち、品質保証部門に異動。SI案件や自社プロダクトを対象に、設計レビューやリリース管理、プロセス改善などに従事している。ソフトウェア開発現場の課題や高品質なプロダクトを設計・開発するためのヒントをつかむために、ソフトウェア品質やソフトウェアテスト関係のコミュニティで活動している。

都築将夫、堀明広  (ツヅキマサオ ホリアキヒロ)  (著/文

■都築将夫(つづき まさお) 2005~2018年3月、東海地方の製造業系子会社の開発部署でソフトウェアテストを担当し、探索的テストを実践。2018年4月以降、SEPG&PMOとして親会社に出向して、定量的開発管理など、さまざまな開発部署を支援中。 ■堀明広(ほり あきひろ) 組込み系プログラマー、ソフトウェア品質管理を経て、現職はバルテス株式会社R&C部 担当部長 兼 上席研究員。担当業務は社内人材育成、検証・分析の技術開発、標準化、セミナー講師。おもな訳書は『ソフトウェアテスト293の鉄則』(日経BP、共訳)、著書は『ソフトウェア見積りガイドブック』(オーム社、共著)、『続・定量的品質予測のススメ』(佐伯印刷、共著)。論文発表・講演多数。得意分野はバグ分析。

佐々木誠、鈴木準一  (ササキマコト スズキジュンイチ)  (著/文

■佐々木誠(ささき まこと) 1978年生まれ。北海道旭川市出身。現職はアイエックス・ナレッジ株式会社。 Webシステム構築の要件定義から、開発、テスト、保守運用、廃止まで一貫して携わる。関心をテスト領域へ移して、現在は受入テストに従事するテストエンジニアとして活動。Capers Jones著『ソフトウェア病理学』(構造計画研究所)に関心を持っていたところ、日本語版執筆のSQiP SIGに出会い、本書の執筆活動に参加。 ■鈴木準一(すずき じゅんいち) ソフトウェアQA一筋30年。 1962年生まれ。10歳で半田ごてを握り、14歳でマイコンに機械語を打ち込む。 1986年、日本大学生産工学部数理工学科を卒業後、大手ITベンダーに入社。サーバOSやHAソフトウェアのテスターとして耐故障性テストの腕を鍛え、基幹業務系やパブリッククラウドのシステム基盤といった大規模システムのQAを得意とする。

上記内容は本書刊行時のものです。