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金融市場の行動経済学
行動とマーケットに見る非合理性の世界
- 書店発売日
- 2025年3月27日
- 登録日
- 2025年2月28日
- 最終更新日
- 2025年3月18日
書評掲載情報
| 2025-12-13 |
毎日新聞
朝刊 評者: 大竹文雄(大阪大学特任教授・経済学) |
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紹介
マーケットはなぜ、どのように、
非効率、非合理なのか?
理論と実証データの両面からファイナンスの真実に迫る。
〇人びとは、どこまで合理的に投資を行っているのか? 合理的でない行動をとる理由とは? 標準的なファイナンス理論の考え方と対照させながら、行動経済学・行動ファイナンスの理論を解説、内外の最新研究、日本のデータにもとづく実証分析により、人びとの投資行動の真実に迫る。
・認知能力の違いによって投資行動はどのように異なるのか?
・投資家はなぜアグレッシブなのか?
・株式保有はなぜ進まないのか?
・人びとが保険に加入する一方で、大穴株に投資するのはなぜか?
・ 株式のリスクプレミアム(期待リターン)はどのように決まるのか?
・群衆行動を利用してリターンを得ることはできるのか?
・会計情報を使って儲けることはできるのか?
・チャート分析でマーケットを出し抜けるのか?
〇本書は、限定合理性の観点から、株式など金融・証券の価格決定とそのベースにあるリスク判断と選択を中心として、現実の金融・投資行動と金融・証券市場で起きている一見不可思議な現象や変則的なファイナンス現象のメカニズムを解き明かす。人間の認知能力の限界や心理上の特性を考慮することで、投資家をはじめとする、金融・証券市場のプレーヤーたちの非合理的な振る舞いを理解し、市場価格やリターンが示すさまざまな変則現象とそのメカニズムを理解することができる。
〇本書は金融・証券市場に見られる限定合理性を行動データとマーケットデータの両方向から分析。行動アプローチでは、アンケート調査や経済実験、さまざまなフィールドデータから限定合理的な金融投資行動を明らかにし、マーケット現象との関連性を明らかにする。マーケットアプローチでは、証券価格や取引量などのデータ分析から投資家たちの限定合理性やそれに起因する市場の非効率性について考察する。
目次
序 章 本書の目的とねらい
第1章 ファイナンスの行動経済学
補論 標準ファイナンス理論の基礎
第2章 限定合理的な認知処理と金融・投資行動
第3章 判断バイアスと金融・投資行動
補論3-1 ベイズルールと代表性のヒューリスティック
補論3-2 少数の法則をフレディ・モデルで考える
補論3-3 ストリーク選別バイアスの導出
第4章 プロスペクト選択の理論
第5章 プロスペクト理論と金融・投資行動
第6章 効率的市場仮説と合理的アセットプライシング
補論 行動資本資産価格決定モデル
第7章 株式市場における群衆行動とセンチメント
第8章 マーケットから考える行動ファイナンス
第9章 ビッグデータ時代の資産価格決定モデル
終 章 結論とメッセージ
上記内容は本書刊行時のものです。

