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2050年の世界 ヘイミシュ・マクレイ(著/文) - 日経BP 日本経済新聞出版
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2050年の世界 (ニセンゴジュウネンノセカイ) 見えない未来の考え方 (ミエナイミライノカンガエカタ)

ビジネス
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四六判
464ページ
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-296-11841-0   COPY
ISBN 13
9784296118410   COPY
ISBN 10h
4-296-11841-2   COPY
ISBN 10
4296118412   COPY
出版者記号
296   COPY
Cコード
C0033  
0:一般 0:単行本 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2023年5月8日
最終更新日
2024年1月24日
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紹介

「ここ数年で読んだ『未来予測系』の本で一番おもしろかった」――けんすう氏推薦

世界を変える「5つの力」と「10大要素」とは何か?
膨大なファクトと経済学、地政学、歴史的な洞察から、
欧州を代表する経済、ビジネス、社会のトレンドスピーカーが
30年後の世界を大胆に予測!

豊富なデータと経済学、地政学、歴史的な洞察を通じ、ヨーロッパを代表するジャーナリストが、2050年の驚くべき現実を大胆に予測。世界の主要地域、グローバルな重大テーマに即して歴史と現状を整理し、さまざまな見方を紹介しつつ、30年後の見えない未来について、丁寧に論じ尽くします。

20世紀の社会構造と冷戦後の世界秩序が崩壊し、世界に大きな変化が押し寄せつつあるいま、誰もが世界の先行きに関心を持たざるをえません。人口、気候変動、エネルギー、民主主義、格差、テクノロジー、地政学的変化――。世界を揺るがすこれらの問題は、この先どうなるのか? 日本、アメリカ、中国、ヨーロッパの未来は? 

本書は人々が知りたい「その先」を、ファクトとバランスのとれた展望をもとに徹底解明。世界的ベストセラーとなった『ファクトフルネス』の著者ハンス・ロスリングのように、本書では専門家ほどネガティブな誤った認識を抱きがちだという「専門家バイアス」の問題を指摘し、ファクトに基づいたポジティブな見通しを重視します。

膨大なファクトと丁寧な分析から見えてくる、30年後の驚くべき現実とは?

目次

日本語版序文

◆ 世 界 の 現 在 地

序章 2020年からの旅
未来について考える /経済予測の核 /環境の課題 /テクノロジーの謎 /社会のあるべき姿についての考え方は変わる /政治、宗教、紛争 /よりバランスのとれた世界か、よりカオスな世界か /旅のつぎのステージ 

第1章 わたしたちがいま生きている世界
アメリカ大陸――いまも未来の鍵を握る /ヨーロッパ――最も高齢な大陸 /アジアの新興大国――中国とインド /日本と韓国・北朝鮮 /東南アジアの「虎」 /アフリカと中東――世界で最も若い地域 /オセアニア――オーストラリアは幸運の国でありつづけるか /今日の世界が明日の世界を形づくる

◆ 変 化 を も た ら す 五 つ の 力

第2章 人口動態――老いる世界と若い世界
世界人口は100億人に向かう /老いる先進世界 /中国は縮み、インドは膨らむ /アフリカの人口急増 /なぜ人口動態はこれほど重要なのか

第3章 資源と環境――世界経済の脱炭素化
いくつもの懸念から一つの甚大な懸念へ /食料と水は足りなくなる /世界のエネルギー供給における地殻変動 /都市化、生物多様性、ほかの天然資源への圧力 /気候変動――なにが起きるのか、わたしたちになにができるのか /進むべき道

第4章 貿易と金融――グローバル化は方向転換する
2008~2009年の金融危機が残した傷跡 /国際貿易の性質の変化――財の貿易からアイデアと資本の貿易へ /金融と投資――新しい課題、新しい形のマネー /2050年の貿易と金融

第5章 テクノロジーは進歩しつづける
つぎの30年間に関する大きな疑問 /漸進型の進歩の重要性はとてつもなく大きい /通信革命はどこまで続くのか /なぜAIはこれほど重要なのか /監視社会 /ブレイクスルーはどこからやってくるか 

第6章 政府、そして統治はどう変わっていくのか
民主主義への数々の挑戦 /代表制民主主義はなぜ支持されなくなっているのか /民主主義の機能を高められるのか /このまま手探りで進むか、民主主義を後退させるか、前進させるか /国際機関はどうなるのか /市場資本主義はどうなるのか /統治と社会の変化 /政府に対する考え方と2050年の統治

◆ 2 0 5 0 年 の 世 界 は ど う な っ て い る の か

第7章 アメリカ大陸
アメリカ合衆国――偉大なグローバルリーダーでありつづける /カナダ――多様性を享受する国 /メキシコ――世界の10大経済国へのいばらの道 /南アメリカ――果たされない約束、数々の失敗、飛躍する可能性

第8章 ヨーロッパ
ヨーロッパの夢は遠のく /イギリスとアイルランド――いばらの道の先にある揺るぎない未来 /ドイツとベネルクス三国――小欧州の中核 /フランス――憂鬱な美の国 /イタリア――強いリーダーを求める /イベリア半島――東だけでなく西にも目を向ける /スカジナビアとスイス――静かな繁栄 /中央・東ヨーロッパ――ロシアと西側の両にらみ /ロシア――世界最大の国を待ち受けるいばらの道 /トルコ――大きな機会と不安定な統治 /ヨーロッパのまとめ

第9章 アジア
アジアの世紀 /中華圏――世界におけるあるべき地位を取り戻す /香港と台湾――悩ましい未来 /インドとインド亜大陸――エキサイティングだが道は険しい /インドの隣国――パキスタン、バングラデシュ、スリランカ /日本――高齢化社会のパイオニア /東南アジア――危ういサクセスストーリー

第10章 アフリカ・中東
世界最速の成長がつづく /サハラ以南アフリカ――雇用を生み出す /北アフリカと中東――アラブ世界 /中東――安定を願い求める

第11章 オーストラリア、ニュージーランド、太平洋
幸運な国は一つではなく、二つになる /……そして太平洋――世界最大の海

◆ 本 書 の 大 き な 考 え 方

第12章 この先の世界を形づくる大きなテーマ――不安、希望、判断
確かなことと不確かなことのバランスをとる /10の不安 /10の大きな(主に前向きな)考え方 /2050年のその先に

著者プロフィール

ヘイミシュ・マクレイ  (ヘイミシュ マクレイ)  (著/文

英インディペンデント紙経済コメンテーター。メール・オン・サンデー紙に経済・金融に関するコラムを執筆。ガーディアン紙、インディペンデント紙の金融面エディターを歴任。英国プレスアワードの年間最優秀ビジネス・ファイナンス・ジャーナリスト賞など多くの賞を受賞。 主な著書に世界的ベストセラーとなった『2020年 地球規模経済の時代』(アスキー)、『キャピタル シティ──挑戦するロンドン国際金融センター』(フランセス・ケーンクロスとの共著、東洋経済新報社)、『目覚めよ!日本──ニューエコノミーへの変革』(中前忠との共著、日本経済新聞出版)など。

遠藤真美  (エンドウ マサミ)  (翻訳

翻訳家。主な訳書に、リチャード・セイラー、キャス・サンスティーン『NUDGE 実践 行動経済学 完全版』、キャス・サンスティーン、ルチア・ライシュ著、大竹文雄監修『データで見る行動経済学──全世界大規模調査で見えてきた「ナッジの真実」』(以上、日経BP)、エリック・A・ポズナー、E・グレン・ワイル著、安田洋祐監訳『ラディカル・マーケット──脱・私有財産の世紀』、フェリックス・マーティン『21世紀の貨幣論』(以上、東洋経済新報社)など。

上記内容は本書刊行時のものです。