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デジタル空間とどう向き合うか
情報的健康の実現をめざして
- 書店発売日
- 2022年7月12日
- 登録日
- 2022年5月23日
- 最終更新日
- 2024年3月11日
書評掲載情報
2022-09-24 | 朝日新聞 朝刊 |
2022-09-03 | 日本経済新聞 朝刊 |
2022-08-06 |
朝日新聞
朝刊 評者: 三牧聖子(同志社大学准教授) |
2022-07-30 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
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紹介
私たちは日々影響力を増すデジタル情報空間とどう折り合いをつけていくべきなのか。気鋭の計算社会科学者と憲法学者による緊急コラボレーション企画。
○インターネットによるデジタル空間は、私たちの生活になくてはならない存在となっている。一方で、フェイクニュースやデマの氾濫、プライバシー漏洩、炎上やハラスメントをはじめ、まったく新しい、かつ困難な課題を投げかけている。ネット上の膨大な情報は、人間の脳の処理能力を超えてしまい、自分の見たい情報しか見なくなる「フィルターバブル」「エコーチェンバー」といった弊害も生まれている。社会の分断を加速し、個人の尊重や自由、民主主義など、憲法が要請する原理原則を脅かす喫緊の問題でもある。
○技術進歩がもたらす便益を享受しつつ、健全な情報空間をどう再構築するか。情報中毒に陥らず、「情報的健康」を実現するために、メディアやプラットフォーム運営者、情報の出し手や受け手、政府や企業は何をすべきなのか。
○本書は、SNS上の「バズり」や「炎上」を分析してきた計算社会科学者の鳥海不二夫氏と、情報社会における人権や自由の問題を考察してきた憲法学者の山本龍彦氏が、デジタル情報空間がもたらすさまざまな課題を論じる。
目次
【目次】
はじめに
第1章 アテンション・エコノミーに支配される私たち
第2章 デマの拡散や炎上はなぜ起こるのか、誰が起こしているのか
第3章 分断を加速するフィルターバブルとエコーチェンバー
第4章 デジタル空間と言論の自由
第5章 プライバシーと尊厳はいかにして保護されるべきか
第6章 情報的健康をどう実現するのか
<巻末付録>共同提言「健全な言論プラットフォームに向けて――デジタル・ダイエット宣言version1.0」
上記内容は本書刊行時のものです。