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ジョン・メイナード・ケインズ 1883-1946(下)
経済学者、思想家、ステーツマン
- 書店発売日
- 2023年2月21日
- 登録日
- 2022年9月17日
- 最終更新日
- 2023年2月16日
書評掲載情報
2023-06-11 (予定) | 読売新聞 朝刊 |
2023-05-13 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 福田慎一(東京大学教授) |
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紹介
いまこそ、最も偉大な経済思想家から学ぶべきとき。
二つの世界大戦の時代を通じて、世界のあるべき秩序を求め、また母国を救うために奮闘、経済学に革命をもたらした知の巨人の伝説的伝記、待望の邦訳。ケインズ研究の第一人者が、研究、思想、政策、恋愛、生活、文化・外交活動にわたり、ケインの全生涯、人間像を生き生きと描く。
大戦後の世界秩序をめぐる闘いとは?
ついに成る『一般理論』の刊行、戦費調達問題、ブレトンウッズ協定、難局続きの対米金融交渉、襲いかかる病魔――。
経済の不確実性をめぐり思索を重ね、マクロ経済学を生んだ20世紀の最も偉大な経済学者、ケインズ。ギャンブラーでもあり、実務能力に長け、時代を見抜く先見性にすぐれたケインズは、第二次世界大戦と戦後の経済構想にどう関わっていったのか。
下巻では、不況の理論的解明、『一般理論』の完成、理論の政策への応用、「ケインズ革命」、ニューディールとの関わり、病魔との闘い、第二次世界大戦と戦費調達問題への対応、大蔵省への復帰、ブレトンウッズ協定につながる戦後の経済秩序の構想、難航をきわめた戦時下での対米金融交渉、そして心労を重ね死に至るまでの後半生を描く。
目次
第六部 救済する経済学者
第二十七章 型破りな経済学者の肖像
第二十八章 実務に長けた予言者
第二十九章 ニューディール
第三十章 月に向かって撃つ
第七部 戦費調達
第三十一章 療養生活
第三十二章 戦時中の中道思想
第三十三章 戦争という大蛇
第三十四章 特別使節
第三十五章 戦時中のケインズ
第八部 前回よりうまく
第三十六章 ケインズの新秩序
第三十七章 ハリー・デクスター・ホワイトという奇妙な人物
第三十八章 よりよいイギリスのために
第三十九章 重大な譲歩
第四十章 アメリカのやり方
第九部 最後の闘い
第四十一章 誘惑
第四十二章 金融ダンケルク
第四十三章 光は消えた
終章 ケインズの遺産
参考文献・資料
出典
登場人物
索引
上記内容は本書刊行時のものです。