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古典派音楽の様式 チャールズ・ローゼン(著/文) - 株式会社音楽之友社
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古典派音楽の様式 (コテンハオンガクノヨウシキ) ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン

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A5判
656ページ
上製
価格 9,000円+税
ISBN
978-4-276-14067-7   COPY
ISBN 13
9784276140677   COPY
ISBN 10h
4-276-14067-6   COPY
ISBN 10
4276140676   COPY
出版者記号
276   COPY
Cコード
C1073  
1:教養 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2021年1月21日
最終更新日
2021年3月24日
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紹介

刺激的な著作でクラシック音楽界に旋風を巻き起こした、米国のピアニスト・音楽文筆家チャールズ・ローゼン(1927-2012)の最初の著作にして、もっとも広く読まれた著。1971年初版刊行と同時に大きな反響を呼び(1972年 全米図書賞受賞)、その後も世界の研究者にとっての道標の一つとして高く評価されてきた。1997年の増補改訂版ではベートーヴェンに関する2つめの章が追加され、本訳書もこれに基づく。
本書は、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンという巨匠の音楽と古典派様式のありようを見事に説明し、古典派音楽の言語を描き出す。優れた音楽家である著者の、豊かな経験を土台に鋭い洞察が繰り広げられており、どの章にも読み応えがある。本書のように古典派巨匠の相互の関係性を具体的、かつダイナミックに論じた研究書は少なく、古典派音楽の複雑な本質に迫る力は特に注目に値する。18世紀古典派音楽を理解するための必携書、待望の初邦訳!

目次

初版序文
新版序文

第Ⅰ部 序論 
第1章 18世紀後半の音楽言語  第2章 形式の理論  第3章 古典派様式の起源
第Ⅱ部 古典派様式
第1章 音楽言語の一貫性  第2章 音楽の組み立てと装飾
第Ⅲ部 ハイドン、1770年からモーツァルトの死まで
第1章 弦楽四重奏曲  第2章 交響曲
第Ⅳ部 真面目なオペラ
第Ⅴ部 モーツァルト
第1章 協奏曲  第2章 弦楽五重奏曲  第3章 喜劇オペラ
第Ⅵ部 モーツァルト没後のハイドン
第1章 通俗的な様式  第2章 ピアノ三重奏曲  第3章 教会音楽
第Ⅶ部 ベートーヴェン
第1章 ベートーヴェン
第2章 ベートーヴェンの晩年、そして、子ども時代の慣行 
エピローグ

訳者後記
索引

著者プロフィール

チャールズ・ローゼン  (チャールズ ローゼン)  (著/文

1927-2012。ニューヨーク生まれのピアニスト、音楽文筆家。11歳でジュリアードを中退、プリンストン大学で博士号取得(仏文学)。著書に『The Romantic Generation』(1995)、邦訳に『ピアノ・ノート――演奏家と聴き手のために』(みすず書房、2009)、『音楽と感情』(みすず書房、2011)、『ソナタ諸形式』(アカデミア・ミュージック、1997)などがある。1972年、著書『The Classical Style: Haydn, Mozart, Beethoven』(本書)で全米図書賞(文芸部門)受賞。

大久保 賢  (オオクボ ケン)  (

1966年金沢市生まれ。主要な関心領域は音楽美学(近年はプラグマティズム)、20世紀以降の西洋芸術音楽、ピアノ。著書に『黄昏の調べ――現代音楽の行方――』、『演奏行為論――ピアニストの流儀――』、訳書にジム・サムスン『ショパン 孤高の創造者』(いずれも春秋社)がある。大阪音楽大学非常勤講師。

中村 真  (ナカムラ マコト)  (

大阪府生まれ。関心領域は、チェコ音楽史、西洋芸術音楽とナショナリズム。論文に「せめぎ合う「民謡」概念――『モラヴィア恋歌集』の編纂をめぐるL.ヤナーチェクとZ.ネイェドリーとの対立」(圀府寺司他編『コンフリクトのなかの芸術と表現』(大阪大学出版会)所収)、翻訳にミラン・クンデラ「にわかに信じ難い運命」(『アステイオン』第86号)などがある。京都市立芸術大学音楽学部非常勤講師。

上記内容は本書刊行時のものです。