版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
自由と自律 仲正 昌樹(著/文) - 御茶の水書房
...
【利用可】

自由と自律 (ジユウ ト ジリツ)

このエントリーをはてなブックマークに追加
縦210mm
396ページ
価格情報なし
ISBN
978-4-275-00898-5   COPY
ISBN 13
9784275008985   COPY
ISBN 10h
4-275-00898-7   COPY
ISBN 10
4275008987   COPY
出版者記号
275   COPY
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2010年9月
登録日
2016年4月19日
最終更新日
2016年4月19日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

「自分のことを自分(だけ)で決める」能力としての「自律」は、近代的な「自由」観の中核に位置付けられ、「自律的な主体」像は政治・社会哲学の暗黙の前提とされてきた。しかし、近年、心の哲学や認知意味論、精神分析などにおいて、「自律」の意味が根源的に問い直され、「自律」と結びついた「自由」の余地が徐々に狭まっている。ジェンダー研究、自由論、環境哲学などでは、「完全な自律」を必ずしも前提としない、「社会」と「人間」の理想像が探求されつつある。大きく変貌しようとしている「自由と自律」の再考を通して、新しい政治・社会哲学の可能性を展望する。

目次

自由と自律
全的自由の立場
政治的自律と民主主義的討議
リバタリアニズムにとってリバタリアン・パターナリズムとは何か
リベラルな普遍主義?-ヌスバウム流リベラル・フェミニズムへの問い
掘り起こされ、芽生えてゆく自由-フェミニズム理論の第三の波
意識覚醒(CR)とフェミニズム認識論
構築主義の内なる「本質」-性的指向性と差別是正の論理
性の自己決定と"生"の所存-性的指向の"越境"をめぐって
生死をめぐるモラル・ディレンマ:『私の中のあなた』の物語世界から見えてくる"自己決定"の不可能性
専門職の「自律」の転換-医学研究を監視するのは誰か
コミュニケーション的理性からミメーシスへ-現代におけるシステムの構造転換と抵抗の行方
資本制と時間-その基礎的構造とわれわれの生
カニバリズムの楽園:動物と人間の境界をめぐる思想的問題

上記内容は本書刊行時のものです。