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出版者情報
「生存」の東北史
歴史から問う3・11
発行:大月書店
四六判
320ページ
定価
2,800円+税
- 書店発売日
- 2013年6月20日
- 登録日
- 2015年8月13日
- 最終更新日
- 2015年8月13日
書評掲載情報
2020-03-07 |
朝日新聞
朝刊 評者: 大門正克(早稲田大学特任教授・日本現代史) |
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紹介
災害と開発、差別と後進のもとにおかれたがゆえに、「東北」では、医療や生活改善など「生存」の足場を創る試みがなされてきた。その歴史的蓄積を掘り起こし、3.11後の現在と往還する歴史実践。歴史学の未来へ向けた挑戦。
目次
第Ⅰ部 歴史から3.11へ
第1章 災害と開発から見た東北史(岡田知弘)
第2章 近代日本と東北・東北人論(河西英通)
第Ⅱ部 歴史から築く「生存」の足場
第3章 近現代東北の転換点――戦時期「人口問題」と地域社会(川内淳志)
第4章 近現代日本の地域医療と岩手の医療保健運動(高岡裕之)
第5章 いのちを守る農村婦人運動――「生存」の足場を創る歴史の試み、岩手県和賀(大門正克)
第Ⅲ部 東北から3.11後の歴史へ
第6章 三陸の歴史と津波――海と人のつながり(川島秀一)
補論1 気仙沼で海とともに生きる(清水敏也)
第7章 「生存」の足場を創る試み――小学六年生の「震災復興まちづくりプラン」(徳水博志)
補論2 内と外の東北の断層(安倍甲)
終章 「生存」の歴史――その可能性と意義(大門正克)
「生存」の歴史を語り継ぐ――あとがきにかえて(石井勤)
上記内容は本書刊行時のものです。