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出版者情報
タネの未来 僕が15歳でタネの会社を起業したわけ
- 書店発売日
- 2019年9月17日
- 登録日
- 2019年7月9日
- 最終更新日
- 2019年8月31日
書評掲載情報
2020-03-21 |
朝日新聞
朝刊 評者: 西川芳昭(龍谷大学教授・農業/資源経済学) |
2019-11-03 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 玉真之介(帝京大学教授) |
2019-11-03 |
毎日新聞
朝刊 評者: 中村桂子(JT生命誌研究館館長) |
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紹介
中学3年生のときに種苗流通会社を起業した著者の小林宙は、現在高校2年生。
日本の各地域の伝統野菜を守るため、会社を立ち上げてタネ流通の新しい仕組みづくりをめざしています。
「なぜタネが大事なのか」「タネ業界をどう変えていこうとしているのか」のほか、日本の食文化や農業はもちろん、種子法や遺伝子組み換え作物などについても分かりやすく紹介しています。
タネ業界のイベントや講演などでひっぱりだこの著者の初の単行本は、一般の人たちがタネに関心を持ち、考えてもらうきっかけにぴったりの1冊。
巻末には、『戦争と農業』など著書多数の京都大学准教授・藤原辰史氏の寄稿文を掲載。
目次
【目次】
はじめに
●第1章 タネについて考えてみる
・もしもこの世界からタネがなくなったら
・食べもののタネは、ふつうのタネとは全然違う
・じつは僕はオリジナルのトマトを栽培している
・メンデルの法則が、F1品種というハイブリッド品種を生んだ
・僕は遺伝子組替え作物を倫理観では語らない
・GM作物が起こし得る混乱について想定しよう
・タネをとってはいけないという法律がある
・タネを作る人の権利とタネをとる人の権利
・パッケージ販売というGM作物の儲けの構造
・こうして地球からタネが減っていく
●第2章 伝統野菜を守るために
・世界にはまだまだ知らないタネがある
・伝統野菜のタネを未来に残したい!
・タネはいったいどうやって作られるか
・タネを巡る旅はやめられない
・僕の放浪癖の原点は夜逃げのような家族旅行
・多様性を守ることは僕たちの生存戦略だ
・タネがなくなれば、食文化もなくなる
・仕入れたタネをそのまま売るという信念
・苦いミズナが教えてくれた僕の本分
●第3章 事業を立ち上げる
・念願の開業届を提出するまでの日々
・屋号「鶴頸種苗流通プロモーション」の意味
・オリジナルのタネ袋に込めた思い
・タネは、あえて置いてなさそうな店で売る
・直接タネや野菜を売るときの僕の流儀
・鶴頸種苗流通プロモーションのこれから
●第4章 タネとの出会い
・2年目のアサガオがうまく育たなかった
・忘れていたドングリが、いつのまにか芽を出した
・花から野菜へ、そして裏庭から屋上へ
・昔の農業書は学びと笑いで満ちている
・屋上を飛び出し、ついに畑に進出
・世界が大きく広がった専門家との出会い
・農業界はたぶん、いいほうへ変わっていく
コラム① 僕の学校生活
コラム② 家族が語る僕のこと
付録 おすすめの伝統野菜
おわりに
寄稿 小林宙の宇宙 藤原辰史(京都大学人文科学研究所准教授)
上記内容は本書刊行時のものです。