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クモの奇妙な世界 その姿・行動・能力のすべて 馬場 友希(著/文) - 家の光協会
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クモの奇妙な世界 その姿・行動・能力のすべて (クモノキミョウナセカイソノスガタコウドウノウギョクノスベテ)

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発行:家の光協会
四六判
352ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-259-54769-1   COPY
ISBN 13
9784259547691   COPY
ISBN 10h
4-259-54769-0   COPY
ISBN 10
4259547690   COPY
出版者記号
259   COPY
Cコード
C0045  
0:一般 0:単行本 45:生物学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2019年6月10日
最終更新日
2019年7月31日
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書評掲載情報

2019-11-17 産經新聞  朝刊
2019-10-05 朝日新聞  朝刊
評者: 斎藤美奈子(文芸評論家)
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紹介

「投げ縄で餌を狩るクモがいる?」
「メスとオスのサイズ差はゾウと人ほど違う?」
「メスの交尾器を破壊するオスと、オスを食べるメス?」
「いままでアリだと思って見ていたものはクモだったのかも?」
……など、クモの生態のおもしろさや進化の不思議がぎゅっと詰まった一冊!
老若男女問わず、楽しめます!

目次

●図説
クモの体
造網性(網を張る)のクモ
網を張らないクモ①
網を張らないクモ②
クモの系統樹

はじめに

●第1章 クモの生き方・恋のかけひき
第1節 あのクモの名は ―よく見かける身近なクモの正体
第2節 オスとメスの不思議 ―圧倒的なサイズ差はなぜ生まれたのか
第3節 交尾を巡る攻防 ―オスとメスの命をかけた駆け引き
第4節 クモの求愛行動 ―愛のダンス、あるいは糸電話
第5節 あの体色の意義 ―異様で多様な色と模様には理由がある

●第2章 クモの生き方・それぞれの秘技
第6節 アリの威を借るクモ ―なぜアリグモはアリに擬態するのか
第7節 ガを食うクモ ―トリノフンダマシ亜科の不思議な生態
第8節 他人の家に居候するクモ ―イソウロウグモの盗みの技
第9節 空を飛ぶクモ ―海上にまで及ぶバルーニング
第10節 水辺に生きるクモ ―水中、水際、そして冠水する棲まい
第11節 柔軟なクモの網デザイン ―網を見てクモの体調を推測する
第12節 クモの網の多様性 ―円網・立体網・受信網
第13節 網を作らないクモたち ―クモのルーツを探る重要な存在
第14節 クモの社会 ―集団で生活するクモもいる

●第3章 クモの生き方・知られざる一面
第15節 クモは何を食べるのか ―偏食家と健啖家と
第16節 クモの天敵たち ―クモを狩る、一枚上手な捕食者たち
第17節 ご当地グモ ―地理的な要因で分化していく種
第18節 昼と夜、どちらのクモが先か ―それぞれのメリットとデメリット
第19節 クモのギネス記録 ―サイズ、毒、寿命、餌、網、糸に関して

●第4章 人間とクモが交わるところ
第20節 都会暮らしも快適 ―都市と田舎にそれぞれ順応するクモ
第21節 豊かさとはクモの数のこと ―クモは環境の豊かさを測る指標
第22節 クモがいるだけで ―農作物のボディーガードとして
第23節 田んぼとの深い関係 ―水田で見かけるクモの生態
第24節 毒を持つのは誰か ―ほぼすべての無害なクモとごく一部の危険なクモ
第25節 遊びと文化 ―いまも各地に残るクモの遊びや文化

●第5章 さあ、クモの世界へ踏み込もう
第26節 クモの体 ―基本的な構造、科の分類
第27節 新種のクモを見つけよう ―日本では年に10種類以上の新種が見つかっている
第28節 観察の手引き ―身近なクモの見分け方
第29節 見つけたクモを判別しよう ―採取同定の基本
第32節 自由研究のアイデア ―付録

おわりに

参考文献

著者プロフィール

馬場 友希  (ババ ユウキ)  (著/文

◎馬場 友希(ばば・ゆうき) 農研機構農業環境変動研究センター 生物多様性研究領域 生物多様性変動ユニット 主任研究員。 1979年福岡県生まれ。2002年九州大学理学部生物学科卒業、2008年東京大学大学院農学生命科学研究科生圏システム学専攻博士課程修了。2009年、独立行政法人 農業環境技術研究所(現・農研機構農業環境変動研究センターの前身)に契約研究員として入所。2017年から現職。大学院時代はクモの生態・進化・系統に関わる基礎研究に取り組み、学位取得以降は農業生態系における捕食者の役割の解明という応用研究に取り組む。2009年日本蜘蛛学会奨励賞、2017年農業環境変動研究センター第9回農環研若手研究者奨励賞を受賞。著書に『クモハンドブック』(文一総合出版)など。

上記内容は本書刊行時のものです。