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アビシニアの王子ラセラス 中村 賢一(著/文) - 朝日出版社
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アビシニアの王子ラセラス (アビシニアノオウジラセラス)

文芸
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発行:朝日出版社
四六判
204ページ
定価 1,200円+税
ISBN
978-4-255-01151-6   COPY
ISBN 13
9784255011516   COPY
ISBN 10h
4-255-01151-6   COPY
ISBN 10
4255011516   COPY
出版者記号
255   COPY
Cコード
C0098  
0:一般 0:単行本 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年12月19日
書店発売日
登録日
2019年12月9日
最終更新日
2019年12月9日
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紹介

ジョンソンは英語辞典編集者、作家、等々いくつもの顔を持つ英国の偉人であるが、
実は精神医学のパイオニアでもあった。貧困と病苦、とりわけ「重いうつ病」に
耐えながら独力で8年の歳月をかけ『辞典』を完成させた。その4年後、本書
『ラセラス』を出版している。本作品のいたるところに彼の「苦闘の人生」が反映されている。
本書はまさに18世紀に生きた彼が21世紀の私たちに「生きる指針」を与えてくれる
「入魂の作」である。

目次

目次
1章 谷間にある宮殿について
2章 幸福の谷に住むラセラスの不満
3章 満ち足りたラセラスの不足
4章 なおもラセラス王子深く悲しみ物思いにふける
5章 王子、脱出を企てる
6章 飛行技術に関する論説
7章 王子、学者を発見する
8章 イムラックの経歴
9章 イムラック、経歴についてさらに語る
10章 イムラックの経歴なおも続く。詩に関する論述
11章 イムラックの語りなおも続く。精神的遍歴に関する暗示
12章 イムラックの話、なおも続く
13章 ラセラス、脱出の手段発見する
14章 ラセラスとイムラック、予期せぬ訪問を受ける
15章 王子王女、この谷を去り多くの驚くべき事物を見る
16章 カイロに入り、全住民幸福なることを知る
17章 王子、元気快活なる若者と交際する
18章 王子、賢く幸福な人を発見する
19章 田園生活をかいまみる
20章 繁栄の危険
21章 孤独の幸福、世捨て人の経歴
22章 自然に従って生きる者の幸福
23章 王子とその妹、観察の仕事を二分する
24章 王子、高貴なる人の幸福について考察する
25章 王女、熱心に探究するも成功せず
26章 王子、さらに自己の生活への見解を説く
27章 偉大さについて論ず
28章 ラセラスとネカーヤ、なおも会話を続ける
29章 結婚に関する議論なおも続く
30章 イムラック、中に入り話題を変える
31章 一行、ピラミッドを訪問する
32章 一行、ピラミッドに入る
33章 王女、予期せぬ不幸に出会う
34章 一行、ペキューヤを措いてカイロに帰る
35章 王女、ペキューヤを失い衰弱する
36章 ペキューヤ、今だ忘れられず悲しみの推移
37章 王女、ペキューヤの消息を聞く
38章 侍女ペキューヤの冒険談
39章 ペキューヤの冒険談、さらに続く
40章 ある学者の過去
41章 天文学者、自己の不安の原因をつきとめる
42章 天文学者の意見、説明、正当化される
43章 天文学者、イムラックに自己の指針を残す
44章 危険な想像力の広まり
45章 一行、ある老人と語る
46章 王女とペキューヤ、天文学者を訪れる
47章 王子、部屋に入り、新しい話題を持って来る
48章 イムラック、魂の性質について語る
49章 結論なき結論
訳者あとがき

著者プロフィール

中村 賢一  (ナカムラケンイチ)  (著/文

1954年 名古屋市に生まれる。
1994年 中京大学大学院文学研究科修士課程修了。
専門学校享栄ビジネスカレッジ、名古屋短期大学、南山短期大学、
岐阜大学を経て、現在、中京大学・愛知大学非常勤講師。専門は18世紀英文学。
著書:『十八世紀イギリス文学研究』(共著、雄松堂出版)
『英国文化の巨人サミュエル・ジョンソン』(共著、港の人)
翻訳:パット・ロジャーズ『サミュエル・ジョンソン百科事典』(共訳、ゆまに書房)
論文:『ジェイムズ・ボズウェルの「サミュエル・ジョンソン伝」への一考察』
(中京英文学、第15号)『ジョンソン博士と森田療法』(名古屋短期大学研究紀要、第34号)

上記内容は本書刊行時のものです。