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出版者情報
越境
発行:朝倉書店
縦220mm
248ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2003年6月
- 登録日
- 2016年6月22日
- 最終更新日
- 2016年6月22日
紹介
このシリーズで目論んだのは、ポスト・フェストゥムとしての民俗学ではなく、二一世紀への胎動となるアンテ・フェストゥムとしての民俗学である。現在、激変する日本列島に生きる人びとの生活と民俗の世界を、「越境」、「記憶」、「権力」という三つの切り口で「現代民俗誌」として照射する。
目次
総論 越境する民俗の現代的意味
海域の越境(境界都市の民俗学-下関の朝鮮半島系住民たち)
国家の越境(越境する葬儀-日本におけるエンバーミング)
領域の越境(遠洋漁業と越境の論理-近代における底はえ縄漁師の漁場認識の事例から)
伝統の越境(現代を炭焼きとして生きぬく)
規範の越境(闘いをうみだす技法-北部九州A市の闘鶏)
性の越境(山に生きる女たち)
技術の越境(越境する「安全」の技術-その言説化と身体化をめぐって
ヤマアテとGPS-技術を越境する漁師たち)
生業の越境(個人のこころみがささえる生業変容-沖縄県久高島における生業活動の変遷の過程から
もうひとつの農の風景-市民農園に集う人びと)
上記内容は本書刊行時のものです。