版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
人と生態系のダイナミクス3 都市生態系の歴史と未来 飯田 晶子(著/文) - 朝倉書店
..
【利用不可】

人と生態系のダイナミクス3 都市生態系の歴史と未来 (ヒトトセイタイケイノダイナミクスサン トシセイタイケイノレキシトミライ)

自然科学
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:朝倉書店
A5判
180ページ
定価 2,900円+税
ISBN
978-4-254-18543-0   COPY
ISBN 13
9784254185430   COPY
ISBN 10h
4-254-18543-X   COPY
ISBN 10
425418543X   COPY
出版者記号
254   COPY
Cコード
C3340  
3:専門 3:全集・双書 40:自然科学総記
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年10月1日
書店発売日
登録日
2020年7月8日
最終更新日
2020年8月27日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

都市の自然と人との関わりを,歴史・生態系・都市づくりの観点から総合的に見る。〔内容〕都市生態史/都市生態系の特徴/都市における人と自然との関わり合い/都市における自然の恵み/自然の恵みと生物多様性を活かした都市づくり

目次

第1章 都市生態史:都市生活と自然との関わりの1300年
1.1 都市の歴史へのまなざし
 (1) 都市とは何か
 (2) 歴史上の日本の都市たち
 (3) 生態系から都市を理解する
 (4) 歴史の記述が目指すもの
1.2 食べものからみた都市と生態系の歴史
 (1) 古代から近世にかけての都市と食べもの
 (2) 近代化以降の都市と食べもの
 (3) 古代から近世にかけての都市と屎尿
 (4) 近代化による屎尿処理の転換
1.3 都市住民による自然体験の歴史
 (1) 古代・中世における自然体験の始まり
 (2) 近世における自然体験のひろがり
 (3) 近代における自然体験のさらなるひろがり
コラム:都市の子供たちによる昆虫採集
 (4) 20世紀後半における自然体験の場の喪失と継承

第2章 都市生態系の特徴:生物多様性の観点から
2.1 都市でなぜ生物多様性を考えるのか
2.2 物理的環境の特徴
 (1) ヒートアイランド効果
 (2) 水質・水循環の変化
 (3) 大気汚染
 (4) 光・音環境
2.3 都市化に伴う「生息地の分断化」
2.4 都市の生物群集の特徴
 (1) 広域スケールからみた特徴
 (2) 都市と農村の比較からみた特徴
 (3) 都市-農村の環境勾配からみた特徴
2.5 都市の生物群集の時空間ダイナミズム
 (1) 空間的ダイナミズム
 (2) 時間的ダイナミズム
2.6 都市に住む生物種の特徴:都市環境への適応
2.7 変わる生物同士の関係
2.8 外来種の侵入
2.9 都市に隠された生息地ハビタット

第3章 都市における人と自然との関わり合い
3.1 都市で「人と自然との関わり合い」を考える意味
3.2 自然との関わり合いの程度を決めるもの
 (1) 自然と関わる「機会」
 (2) 自然と関わる「意欲」
3.3 自然との関わり合いと健康の関係
 (1) 精神面
 (2) 身体面
コラム:木が枯れると人も死ぬ
 (3) 社会面
 (4)認知機能
3.4 自然との関わり合いと生物多様性保全の関係
3.5 「経験の消失」スパイラル
3.6 人と自然との関わり合いの再生に向けて
 (1) 機会の創出
 (2) 意欲の向上

第4章 都市における自然の恵み
4.1 都市を洪水から守る
 (1) 都市型水害の発生
 (2) 都市型水害への流域対策
 (3) 緑地による都市型洪水の緩和
 (4) 生物低湿地や雨庭による雨水浸透の促進
 (5) 調節池による洪水調整
4.2 都市の暑さを和らげる
 (1) 高温化する都市
 (2) 都市の高温化による人への影響
 (3) 都市の高温化による生物への影響
 (4) 緑地の冷却効果
 (5) 屋上緑化・壁面緑化
4.3 食と健康と暮らしを支える
 (1) 農地と宅地が混在する日本の都市空間
 (2) 縮小する都市における「農」への期待
 (3) 都市の農が支える「食」
コラム:東京でみつける春の七草
 (4) 都市の農が支える「健康」
 (5) 都市の農が支える「暮らし」

第5章 自然の恵みと生物多様性を活かした都市づくり
5.1 都市の自然を活かす思想と手法
 (1) 近代公園の誕生:健康的な市民生活のために
 (2) 公園からパークシステムへ:都市問題の改善のために
 (3) エコロジカル・プランニング:開発と保全の両立のために
 (4) グリーンインフラ:自然の恵みを賢く活用する都市づくりの潮流
5.2 都市の自然に関わる主体としくみ
 (1) 「行政」による都市計画
コラム:帯広のエゾリス(文:山崎嵩拓)
 (2) 市場と連動した「企業」の取り組み
 (3) 都市の自然と「市民」活動
5.3 人と都市の生態系のダイナミクスの未来
 (1) 人口減少と都市の生態系
 (2) ライフスタイル変化と都市の生態系
 (3) むすびに

著者プロフィール

飯田 晶子  (イイダ アキコ)  (著/文

東大

曽我 昌史  (ソガ マサシ)  (著/文

東大

土屋 一彬  (ツチヤ カズアキ)  (著/文

東大

上記内容は本書刊行時のものです。