版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊 ラノベ
人と生態系のダイナミクス 2 森林の歴史と未来 鈴木 牧(著/文) - 朝倉書店
..
人と生態系のダイナミクス 2

人と生態系のダイナミクス 2 森林の歴史と未来

発行:朝倉書店
A5判
192ページ
定価 3,000円+税
ISBN
9784254185423
Cコード
C3340
専門 全集・双書 自然科学総記
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年12月1日
書店発売日
登録日
2019年9月26日
最終更新日
2019年11月22日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

森林と人はどのように歩んできたか。生態系と社会の視点から森林の歴史と未来を探る。〔内容〕日本の森林のなりたちと人間活動/森の恵みと人々の営み/循環的な資源利用/現代の森をめぐる諸問題/人と森の生態系の未来/他

目次

第1章 日本の森林の成り立ちと人間活動

1.1 日本列島の地史・地形的特徴と森林の多様性
 (1) 気候的極相としての森林
 (2) 地史的スケールでの気候変動と森林植生の変遷

1.2 先史時代:古代の人為による森林植生の変遷
 (1) 旧石器時代:縄文時代における気候と植生の変動
 (2) 野生動物の狩猟と大型動物の絶滅
 (3) 野焼きと草地の創出
 コラム1 安定同位体比から食物が分かる
 (4) 半栽培と二次林
 (5) 縄文時代の気候変動と耕作文化への移行
 (6) 稲作・金属器の導入と森林開発圧の増大

1.3 集権化と森林開発の進行
 (1) 支配者の資源:古代の建築ブーム
 (2) 庶民の資源:多様な消費財

1.4 中世まで:里山の形成と用材伐採の進行

1.5 江戸時代:森林保全の試み
 (1) 森林荒廃の深刻化
 (2) 森林保護の機運
 (3) 森を守り育てる試み:植林,輪伐,留山
 コラム2 マツ科の植林と菌根菌

1.6 明治~昭和前期における木材消費の拡大
 (1) 開国・産業化に伴う木材消費の急増
 (2) 輸送技術の発達と森林利用の拡大
 (3) 森林伐採・木材加工の技術的変化
 (4) 用材林の拡大と入会林野・焼畑地の縮小
 (5) 戦前日本の木材貿易
 (6) 二度の大戦とはげ山の拡大

1.7 第二次世界大戦後の日本社会と森林利用
 (1) 建築需要と拡大造林
 (2) 日常的な森林利用の放棄


第2章 循環のダイナミクス―地域生態系としての森と人―

2.1 森の恵みと人々の営み
 (1) 森林生態系がもたらす産物
 (2) 用材
 (3) 燃材
 (4) 肥料
 (5) 山菜やキノコ
 コラム3 歴史的産物としてのキノコ利用文化
 (6) その他生活資材

2.2 循環的な資源利用が成り立つ仕組み
 (1) 針葉樹人工林
 (2) 里山(薪炭林)
 (3) 焼畑
 (4) 民俗知とワイズユース


第3章 現代の森をめぐる諸問題

3.1 針葉樹人工林:世界経済に翻弄される巨大生態系
 (1) 世界経済の中の経済林
 (2) 人工林生態系の特性 
 (3) 人工林の生物多様性とその機能
 (4) 人工林の防災機能
 (5) 人工林の水源涵養機能
 (6) 人工林の管理と生態系機能の関係
 (7) まとめ:持続的な森林資源と生態系サービスのために

3.2 二次林:アンダーユースと地域社会
 (1) 二つの「二次林」
 (2) 二次林の生物種
 コラム4 悪魔の契約―ドングリをめぐる森の騒乱―
 (3) 二次林の遷移と生物種数の変化
 (4) 里山昆虫の衰退にみる管理放棄
 コラム5 キーストーン種の由来と誤解
 (5) 二次林の管理放棄と湿地の消失
 (6) 新しい樹病:マツ枯れとナラ枯れ
 (7) 竹林の放棄と拡大
 (8) まとめ:アンダーユースと二次林の機能低下

3.3 野生動物の復権
 (1) 森林のアンダーユースと野生動物の復権
 (2) 人間社会への影響
 (3) 大型偶蹄類の増加と森林生態系の劣化
 (4) 外来種の侵入
 (5) 行政の対応と課題
 (6) 森林管理とシカ問題
 (7) まとめ


第4章 人と森の生態系の未来

4.1 現代的な供給サービスと経済への組み込み
 (1) 用材(マテリアル)利用
 (2) 燃材(エネルギー)利用
 (3) 非木材林産物の生産を通じた生態系管理

4.2 森林とグリーンインフラ
 (1) グリーンインフラ
 (2) EcoDRR
 (3) 森林の防災機能
 (4) 森林の多面的機能と保安林
 (5) 生態系サービスへの支払い

4.3 広がる森のステークホルダー
 (1) 森林ボランティア
 (2) 漁民の森
 (3) 企業の森
 (4) 教育活動としての森林管理
 (5) 供給サービスをめぐる新たな輪:森の恵みを享受する新たな仕組み

4.4 本書のまとめ

参考文献
用語索引
生物名索引

著者プロフィール

鈴木 牧  (スズキ マキ)  (著/文

東京大

齋藤 暖生  (サイトウ ハルオ)  (著/文

東京大

西廣 淳  (ニシヒロ ジュン)  (著/文

環境研

宮下 直  (ミヤシタ タダシ)  (著/文

東京大

上記内容は本書刊行時のものです。