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「正しさ」の商人 林智裕(著/文) - 徳間書店
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「正しさ」の商人 (タダシサノショウニン) 情報災害を広める風評加害者は誰か (ジョウホウサイガイヲヒロメルフウヒョウヒガイシャハダレカ)

社会一般
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発行:徳間書店
四六判
縦188mm 横128mm
304ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-19-865441-2   COPY
ISBN 13
9784198654412   COPY
ISBN 10h
4-19-865441-7   COPY
ISBN 10
4198654417   COPY
出版者記号
19   COPY
Cコード
C0030  
0:一般 0:単行本 30:社会科学総記
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2022年2月1日
最終更新日
2022年3月7日
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紹介

事実に基づかない「不安と怒り」が
社会を扇動する。

デマ、フェイクニュース、流言蜚語
利益を享受するために「まがいものの正しさ」を
撒き散らす奴らの正体とは――。

「3.11後の福島」で
被災と「風評」の地獄を見た著者が
生々しい実体験と共に
この国に蔓延する「正しさ」の嘘を斬る。

東電原発事故
トリチウム処理水
新型コロナウイルス
HPVワクチン…

恐ろしいのは危機の本体だけではない。
不安と怒りを煽る「情報」が巻き起こす

「情報災害」

そしてそれを広げていく

「風評加害」だ。

『現代ビジネス』『SYNODOS』『正論』など
福島在住のジャーナリストが問う
言論界が注目する、初の著書刊行!

<目次>
はじめに

第1章 「情報災害」とは何か
メディアが「引き金」を引いた
デマや流言、風評は何故発生するのか
「神が去った」時代を迎えた社会
「情報過多」は「情報不足」と同じ
「寝た子は起こすな論」
活動家がデマや差別を再生産する
「嘘も百回い言えば真実となる」…ほか

第2章 複合的「情報災害」と福島
コロナ禍における「情報災害」とデマ
隠蔽、陰謀……テレビ報道による扇動
福島野トリチウムだけが害悪視
活動家の「反対」は何のため、誰のためか
福島と水俣の共通点としての「情報災害」
韓国の外交カードとしての風評扇動
陰に埋もれた「避難するリスク」
「ゼロリスク志向」が生み出す別のリスク
プロパガンダとしての「風評加害」
…他

コラム:「迷信」が差別を引き起こした例

第3章 印象操作という「引き金」
「ほのめかし」報道は何を狙うのか
脱原発学習会報告「福島はレントゲン室と同じ」
差別が原因で福島空港発便がキャンセル
次世代への被曝影響を誤解させる記事
…他

第4章 「情報災害」を記録するということ
福島を巡る言説は現場の声と乖離していた
「フクシマ」は忘却されるのか、消費されるのか
地域の「尊厳の喪失」から立ち上がるために
…他

コラム:放置しても「情報災害」は広がる

第5章 「情報災害」と、その後
「情報災害」の長期的な影響を知る
「浜焼き文化」復活の軌跡――相馬
風評加害と闘った生産者たちの11年――南相馬
ホッキメシと私の故郷――双葉郡
…他

終章 教訓は生かされるのか
マスメディアが「加害」に加担する構図
元首相5人が世界に放った独善の「正しさ」
「間違いの可能性」を含んで情報を伝える必要
…他

おわりに

著者プロフィール

林智裕  (ハヤシトモヒロ)  (著/文

1979年生まれ。福島県出身・在住のジャーナリスト/ライター。『現代ビジネス』『WEDGEInfinity』『SYNODOS(シノドス)』をはじめとしたビジネス誌記事の他、『fukunomo(ふくのも)』『福島TRIP』など地域の銘酒とペアリング、食や観光を紹介する連載も手掛ける。『東電福島原発事故 自己調査報告 深層証言&福島復興提言:2011+10』(細野豪志・著/開沼博・編徳間書店)で取材・構成を担当した他、『福島第一原発廃炉図鑑』(開沼博・編、太田出版)ではコラムの執筆を担当。

上記内容は本書刊行時のものです。