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平成くん、さようなら
発行:文藝春秋
文庫判
重さ 128g
240ページ
定価
620円+税
- 書店発売日
- 2021年5月7日
- 登録日
- 2021年3月9日
- 最終更新日
- 2021年4月21日
書評掲載情報
2021-06-19 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
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紹介
社会学者・古市憲寿、初小説!
安楽死が合法化された現代日本。名前もあいまって、メディアで「平成(へいせい)」を象徴する人物ともてはやされる「平成(ひとなり)くん」は、時代の終わりとともに安楽死したい、と恋人・愛に告げる。愛は受け容れられぬまま二人の最後の日々を過ごすのだが――。いまの時代を生き、死ぬことの意味を問い直す芥川賞候補作。著者の新たな用語注解付き。
著者の初小説にして 芥川賞候補作
「ねえ平成くん、なんで死にたいと思ったの?」
●平成くん――安楽死を望む、1989年1月8日生まれの29歳男子
●愛――1989年に誕生した女の子のうち最もポピュラーな名前を持つ、平成くんの恋人
●ミライ――ロシアンブルーの老猫
「平成」最後の1年間、それぞれの生と死とは
上記内容は本書刊行時のものです。