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陸軍作戦部長 田中新一 なぜ参謀は対米開戦を叫んだのか? 川田 稔(著) - 文藝春秋
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【利用可否不明】

陸軍作戦部長 田中新一 なぜ参謀は対米開戦を叫んだのか? (リクグンサクセンブチョウタナカシンイチ ナゼサンボウハタイベイカイセンヲサケンダノカ)

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発行:文藝春秋
新書判
重さ 190g
288ページ
定価 1,100 円+税   1,210 円(税込)
ISBN
978-4-16-661482-0   COPY
ISBN 13
9784166614820   COPY
ISBN 10h
4-16-661482-7   COPY
ISBN 10
4166614827   COPY
出版者記号
16   COPY
Cコード
C0295  
0:一般 2:新書 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2024年12月5日
最終更新日
2025年1月8日
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書評掲載情報

2025-02-22 毎日新聞  朝刊
2025-02-16 読売新聞  朝刊
評者: 福間良明(立命館大学教授・歴史社会学者)
2025-02-01 東京新聞/中日新聞  朝刊
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紹介

田中は陸軍の中でも最も強硬に日米開戦を主張した人物です。参謀本部作戦部長という重要なポジションにあって、作戦立案の中心を担った田中は、国策決定上、大きな発言力を持ちました。
なぜ圧倒的な国力差のあるアメリカと戦わなければならないか。実はかなり開戦のギリギリまで、日本は、なんとかアメリカとは戦わない方法はないか、と検討を重ねています。しかし、田中は早くからアメリカとの戦争を決意していました。
現代の眼からは田中が唱えた「日米開戦すべし(そしてソ連も)」との主張は理解しがたいでしょう。しかも田中は同時にソ連とも戦うべきだ、と主張します。無理に決まっています(実際、陸軍も無理だと判断しました)。しかし田中は陸軍の頭脳ともいうべき参謀本部の、しかも作戦担当のトップだったのです。彼の対米開戦論は、参謀本部に結集した情報に基づき、彼なりのロジックで組み立てられたものでした。その論理とは何だったのか。この本は、それを考えるための本です。
参謀は、いかに勝利への答えが出ない状況でも、何か無理やりにでも、「これなら勝てる(可能性がないわけではないかも)」みたいなプランを出し続けなくてはなりません。田中はその仕事にきわめて精力的に取り組みました(その結果、日本を敗戦に導きます)。
戦争の途中で、田中は軍務局長の佐藤賢了をぶん殴り、東条英機首相に「馬鹿者共」を罵声を投げつけて、ビルマに飛ばされてしまいますが、田中がいなくなると陸軍にはもう、「これなら勝てる(以下略)」を絞り出せる人はいなくなってしまいます。そのあと2年半くらい、日本はずるずると犠牲を出し続けて、負けます。そういう本です。是非ご一読を。

上記内容は本書刊行時のものです。