..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
注文サイト:
姫君たちの明治維新
発行:文藝春秋
新書判
272ページ
定価
980円+税
- 書店発売日
- 2018年9月20日
- 登録日
- 2018年8月23日
- 最終更新日
- 2018年9月13日
書評掲載情報
2018-12-09 |
毎日新聞
朝刊 評者: 張競(明治大学教授・比較文化) |
2018-11-25 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
2018-11-11 |
毎日新聞
朝刊 評者: 張競(明治大学教授・比較文学) |
MORE | |
LESS |
紹介
明治150年に贈る、幕末維新をきっかけに思いしなかった苦労に見舞われた大名・華族の姫君たちの物語。
深窓の令嬢どころか、堅固なお城の大奥で育った、正真正銘のお姫様たちも、維新の大波には翻弄されます。しかし、決してそれにめげることなく、それぞれの運命を逞しく生き抜いてもいきました。
徳川家では、最後の将軍、慶喜の義理の祖母でありながら、淡い恋心を交わした一橋直子、また、そのとばっちりを受けた形の、正妻の徳川美賀。
加賀百万石の前田家では、東大の赤門を作るきっかけとなった、将軍家から嫁入りした溶姫のさみしい晩年。
九州の大藩、鍋島家では、新政府の外交官になった夫とともに、ヨーロッパに赴き、社交界の華とうたわれた鍋島胤子。
篤姫や和宮など、メジャーどころはもちろん、歴史教科書には出てこない、お姫様たちの生涯は興味津々。
とくに落城の憂き目にあった姫君たちの運命には、思わず涙します。
なかでも、もっとも数奇な運命をたどったのが、四賢侯の一人、松平春嶽の側室の子である池田絲。維新後の混乱で彼女は松平家の庇護を受けられず、なんと芸者に。そこで、お雇い外国人であったフランス人の軍人と知り合い結婚。二人の間に出来た子が、明治の歌舞伎界の大スターである十五世市村羽左衛門! まるで小説のような物語がそこにあります。
20人を超える姫君たちの物語にご期待ください。
上記内容は本書刊行時のものです。