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告発 児童相談所が子供を殺す 山脇 由貴子(著/文) - 文藝春秋
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告発 児童相談所が子供を殺す (コクハツ ジドウソウダンショガコドモヲコロス)

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発行:文藝春秋
新書判
256ページ
定価 780円+税
ISBN
978-4-16-661090-7   COPY
ISBN 13
9784166610907   COPY
ISBN 10h
4-16-661090-2   COPY
ISBN 10
4166610902   COPY
出版者記号
16   COPY
Cコード
C0295  
0:一般 2:新書 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2016年8月18日
最終更新日
2016年8月20日
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書評掲載情報

2018-12-08 日本経済新聞  朝刊
評者: 奥野修司(ノンフィクション作家)
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紹介

最後のセーフティーネットは穴だらけ――元職員が覚悟の告発!

虐待された子どもの「最後のとりで」となるのが児童相談所です。必要があれば親と引き離したり、一時保護所で預かったり、訪問やカウンセリングをして安全を確保する役所―ーのはずなのに、「児童相談所に何度も通報していたのに虐待死してしまった」という例が後を絶ちません。なぜ、〝最後のセーフティーネット〟は虐待を見過ごしてしまうのでしょうか?
児童相談所の多忙、人手不足、専門家の不足、ハード面の限界は各メディアでも言われていますが、それは本質的な問題ではありません。本書で取り上げる問題の一例は――。

・子どもの運命を決める「児童福祉司」は、専門職ではない普通の公務員の異動先
・キャリアの長短に関わらず、児童福祉司に絶大な権限が集中
・心理的虐待、ネグレクトなどの相談終了の判断基準は「死ぬことはないから」
・虐待は手間と時間がかり責任を負いたくないので、学校、保育園などに押し付ける
・役所の中で児相は超不人気部署。“お役所体質”の問題が凝縮
・相模原市の児相談所が女子9人を全裸にして身体検査した事件は他でも起こり得る

なぜ虐待が起きるのか、見過ごされるのか、どうしたらいいのか? 著者は19年にわたり心理司として児相に勤め、2000人以上の家族と接してきたプロフェッショナル。15万部のベストセラー『教室の悪魔』を記したカウンセラーが、子どもたちの悲痛なか細い声を交えながら、満を持して問題のすべてを論じます。

上記内容は本書刊行時のものです。