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家族 葉真中 顕(著) - 文藝春秋
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家族 (カゾク)

文芸
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発行:文藝春秋
四六判
重さ 430g
320ページ
定価 1,800 円+税   1,980 円(税込)
ISBN
978-4-16-392030-6   COPY
ISBN 13
9784163920306   COPY
ISBN 10h
4-16-392030-7   COPY
ISBN 10
4163920307   COPY
出版者記号
16   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2025年8月8日
最終更新日
2025年10月16日
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書評掲載情報

2025-11-02 産經新聞  朝刊
評者: あわいゆき(書評家)
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紹介

「現実の世界では、すんなり完全犯罪を
達成できてしまうこともあるんだって学んだんです」

2011年11月3日、裸の女性が交番に駆け込み、「事件」が発覚した。奥平美乃(おくだいら・みの)と名乗るその女性は、半年と少し前、「妹夫婦がおかしな女にお金をとられている」と交番に相談に来ていたが、「民事不介入」を理由に事件化を断られていた。
奥平美乃の保護を契機として、表に出た「死」「死」「死」…… 彼女を監禁していた「おかしな女」こと夜戸瑠璃子(やべ・るりこ)は、自らのまわりに疑似家族を作り出し、その中で「躾け」と称して監禁、暴行を主導。何十年も警察に尻尾を摑まれることなく、結果的に十三人もの変死に関わっていた。
出会ってはならない女と出会い、運命の糸に絡めとられて命を落としていく人々。 瑠璃子にとって「家族」とはなんだったのか。そして、「愛」とは。
「民事不介入」に潜む欠陥を日本中に突きつけた「尼崎連続変死事件」をモチーフとした、戦慄のクライムエンターテイメント!

上記内容は本書刊行時のものです。