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発行:文藝春秋
四六判
重さ 240g
120ページ
定価
1,350円+税
- 書店発売日
- 2022年6月22日
- 登録日
- 2022年4月29日
- 最終更新日
- 2022年6月9日
書評掲載情報
2022-09-10 |
朝日新聞
朝刊 評者: 李琴峰(作家) |
2022-08-14 |
読売新聞
朝刊 評者: 小川哲(作家) |
2022-08-06 |
朝日新聞
朝刊 評者: 江南亜美子(京都芸術大学専任講師・書評家) |
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紹介
選考会で異例の満場一致!
第127回文學界新人賞受賞作
松井まどか、高校2年生。
うみちゃんと付き合って3か月。
体重計の目盛りはしばらく、40を超えていない。
――「かけがえのない他人」はまだ、見つからない。
優しさと気遣いの定型句に苛立ち、
肉体から言葉を絞り出そうともがく魂を描く、圧巻のデビュー作。
★★★
文學界新人賞・全選考委員激賞!!
ここには誰のおすみつきももらえない、肉体から絞り出した言葉の生々しい手触りがある。――青山七恵
安易なマイノリティ表現への違和感の表明であり、同時にそのような表明の安易さへの批判でもあるという点で、まさにいま求められる文学なのではないか。――東浩紀
本作には紛うことなき現代を生きる人間が、そして現代がぶち当たっている壁が克明に描かれている。――金原ひとみ
世界が傷つくとみなす事項に対する、最初からの「傷ついてなさ」が、ぐっとくるのだ。――長嶋有
満場一致の受賞となり、今後の活躍を楽しみにしている。――中村文則
主人公にとって、また小説にとって、とても重要なもの、安易に言語化できないものたちが、物語の力によって、この小説の中に確かに存在している。――村田沙耶香
上記内容は本書刊行時のものです。