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イヴリン嬢は七回殺される
- 書店発売日
- 2019年8月9日
- 登録日
- 2019年7月18日
- 最終更新日
- 2019年8月6日
書評掲載情報
2022-03-19 |
朝日新聞
朝刊 評者: 大矢博子(書評家) |
2019-09-15 |
産經新聞
朝刊 評者: 稲塚由美子(ミステリー評論家) |
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紹介
フィナンシャル・タイムズ選ベスト・ミステリ!
コスタ賞最優秀新人賞受賞!
仮面舞踏会の夜、令嬢イヴリンは死んだ。
おまえが真犯人を見つけるまで、彼女は何度も殺される。
館ミステリ+タイムループ+人格転移。 驚異の超絶SF本格ミステリ、登場。
森の中に建つ屋敷〈ブラックヒース館〉。そこにはハードカースル家に招かれた多くの客が滞在し、夜に行われる仮面舞踏会まで社交に興じていた。
そんな館に、わたしはすべての記憶を失ってたどりついた。自分が誰なのか、なぜここにいるのかもわからなかった。だが、ひょんなことから意識を失ったわたしは、めざめると時間が同じ日の朝に巻き戻っており、自分の意識が別の人間に宿っていることに気づいた。とまどうわたしに、禍々しい仮面をかぶった人物がささやく――今夜、令嬢イヴリンが殺される。その謎を解き、事件を解決しないかぎり、おまえはこの日を延々とくりかえすことになる。タイムループから逃れるには真犯人を見つけるしかないと……。
悪評ふんぷんの銀行家、麻薬密売人、一族と縁の深い医師、卑劣な女たらしとその母親、怪しい動きをするメイド、そして十六年前に起きた殺人事件……不穏な空気の漂う屋敷を泳ぎまわり、客や使用人の人格を転々としながら、わたしはの謎を追う。だが、人格転移をくりかえしながら真犯人を追う人物が、わたしのほかにもいるという――
英国調の正統派ミステリの舞台に、タイムループと人格転移というSF要素を組み込んで、強烈な謎とサスペンスで読者を離さぬ超絶SFミステリ。
イギリスの本読みたちを唸らせて、フィナンシャルタイムズ選ベスト・ミステリ、コスタ賞最優秀新人賞受賞。
多数のミステリ賞、文学賞の最終候補となった衝撃のデビュー作!
上記内容は本書刊行時のものです。