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出版者情報
書店注文情報
注文サイト:
百花
発行:文藝春秋
四六判
304ページ
定価
1,500円+税
- 書店発売日
- 2019年5月15日
- 登録日
- 2019年3月29日
- 最終更新日
- 2019年6月14日
書評掲載情報
2019-07-13 | 日本経済新聞 朝刊 |
2019-06-23 | 読売新聞 朝刊 |
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紹介
「あなたは誰?」
息子を忘れていく母と、母との思い出を蘇らせていく息子。
ふたりには忘れることのできない“事件”があったーー。
現代に新たな光を投げかける、愛と記憶の物語。
『世界から猫が消えたなら』『億男』『四月になれば彼女は』の著者、待望の最新刊!
【内容紹介】
大晦日、実家に帰ると母がいなかった。
息子の泉は、夜の公園でブランコに乗った母・百合子を見つける。
それは母が息子を忘れていく日々の始まりだった。
認知症と診断され、徐々に息子を忘れていく母を介護しながら、泉は母との思い出を蘇らせていく。
ふたりで生きてきた親子には、どうしても忘れることができない出来事があった。
母の記憶が失われていくなかで、泉は思い出す。
あのとき「一度、母を失った」ことを。
泉は封印されていた過去に、手をのばすーー。
現代において、失われていくもの、残り続けるものとは何か。
すべてを忘れていく母が、思い出させてくれたこととは何か。
上記内容は本書刊行時のものです。