..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
注文サイト:
赤い風
発行:文藝春秋
四六判
368ページ
定価
1,800円+税
- 書店発売日
- 2018年7月12日
- 登録日
- 2018年6月12日
- 最終更新日
- 2018年7月5日
書評掲載情報
2018-08-05 | 産經新聞 朝刊 |
MORE | |
LESS |
紹介
徳川綱吉の治世下、川越藩の領内では、牛馬のための飼料や堆肥のための草を採取する秣場(まぐさば)での、農民同士の諍いが何十年も絶えなかった。集団で襲われ、百姓が命を落とす悲劇までおきていた。
そんな中、新たに藩主についた柳沢保明(のちの吉保)は、諍いの場となっている荒涼たる原野を二年で畑地にせよ、という前代未聞の命を下した。そして、曾根権太夫ら側近の家老らを現地に派遣し農民を指揮させたが、やがて武士と農民の間には軋轢が生じ、二年での完成が危ぶまれていく。そんな中、保明は懐刀の荻生徂徠を現場に送り込み、事態の打開を試みるが……。
江戸前期、武士と農民が身分をこえて空前の大開拓に挑む力作歴史長編!
上記内容は本書刊行時のものです。