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ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』 2021年11月 亀山 郁夫(著/文) - NHK出版
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ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』 2021年11月 (ドストエフスキーカラマーゾフノキョウダイ)

ムック
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発行:NHK出版
A5判
116ページ
定価 545円+税
ISBN
978-4-14-223133-1   COPY
ISBN 13
9784142231331   COPY
ISBN 10h
4-14-223133-2   COPY
ISBN 10
4142231332   COPY
出版者記号
14   COPY
Cコード
C9497  
9:雑誌扱い 4:ムック・その他 97:外国文学小説
雑誌コード
6223133
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2021年10月6日
最終更新日
2021年10月21日
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紹介

「四つの層」と「第二の小説」が読み解きの鍵 【2019年12月のアンコール放送】

世界文学史上、最高傑作の一つといわれる本作は、ドストエフスキーが人生の集大成として執筆した大長編小説である。家族・宗教・恋愛・嫉妬・善悪・友情・殺人・破滅といった様々なテーマが盛り込まれ、壮大かつスリリングなドラマを展開する傑作を、執筆当時のロシア社会の光と影(農奴解放、投機と拝金主義、キリスト教異端派の存在、社会主義革命の萌芽)を手がかりにロシア文学研究の第一人者が解説。物語が四つの層によって構成されていること、また、この物語の先に「書かれるはず」だった「第二の小説」があることを想定すれば、ドストエフスキーの「意図」が見えてくると著者はいう。難解かつ長大な本作を読み通すためのカギが詰まった一冊。

著者プロフィール

亀山 郁夫  (カメヤマ イクオ)  (著/文

ロシア文学者、名古屋外国語大学学長、世田谷文学館館長。1949年、栃木県生まれ。東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。天理大学、同志社大学を経て1990年より東京外国語大学外国語学部助教授、教授、同大学学長を歴任。2013年より名古屋外国語大学学長、2021年より世田谷文学館館長。専門はロシア文学、ロシア文化論。主な著書に『磔のロシア』(大佛次郎賞/岩波現代文庫)、『謎とき『悪霊』』(読売文学賞/新潮選書)、『ドストエフスキー 父殺しの文学』(NHKブックス)、『新カラマーゾフの兄弟』(河出書房新社)、『『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する』(集英社新書)などが、主な訳書にドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』(毎日出版文化賞/光文社古典新訳文庫)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。