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カール・マルクス『資本論』 2021年1月 (NHK100分de名著) 斎藤 幸平(著/文) - NHK出版
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カール・マルクス『資本論』 2021年1月 (NHK100分de名著) (カールマルクスシホンロン)

ムック
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発行:NHK出版
A5判
116ページ
定価 524円+税
ISBN
978-4-14-223121-8   COPY
ISBN 13
9784142231218   COPY
ISBN 10h
4-14-223121-9   COPY
ISBN 10
4142231219   COPY
出版者記号
14   COPY
Cコード
C9433  
9:雑誌扱い 4:ムック・その他 33:経済・財政・統計
雑誌コード
6223121
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年11月1日
最終更新日
2020年12月13日
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紹介

気鋭の経済思想家が、エコロジー・脱成長の視点からマルクスを読み直す

長時間労働、格差、不安定雇用、低賃金――。資本主義の暴力性がむき出しになるなか、世界的にマルクス再評価の機運が高まっている。生産力が上がるほど人が貧しくなるのはなぜなのか。なぜ過労死するまで働き続けなければならないのか。『資本論』で構想された持続的で平等な未来社会像とは?ソ連型の社会主義とマルクスの目指した「コミュニズム」は何が違うのか。
150年前に書かれた『資本論』には、現代社会が抱える問題を考えるヒントが数多く記されている。とくに、自然との関係のなかで人間の労働のありかたを分析する「物質代謝論」は、これまでエコロジーの視点でほとんど読まれてこなかった。
マルクス研究の権威ある国際学術賞を最年少で受賞した斎藤氏はこの点に注目。難解かつ長大な『資本論』で展開される資本主義の構造的矛盾について平明に解説するいっぽう、マルクスが晩年に遺した自然科学研究、共同体研究の草稿類も参照し、『資本論』の完成を見ずに世を去った希代の社会思想家の真意を読み解いてみせる。パンデミックや気候変動といった地球規模の環境危機をふまえ、いまこそ必要な社会変革に向けた実践の書として『資本論』をとらえ直す、まったく新しいマルクス論。

著者プロフィール

斎藤 幸平  (サイトウ コウヘイ)  (著/文

大阪市立大学経済学部准教授。
1987年生まれ。大阪市立大学大学院経済学研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。Karl Marx’s Ecosocialism:Capital,Nature,and the Unfinished Critique of Political Economy(邦訳『大洪水の前に』)で、マルクス研究の代表的な賞である「ドイッチャー記念賞」を日本人初、歴代最年少で受賞。近著に『人新世の「資本論」』。

上記内容は本書刊行時のものです。