版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
「新しい時代」の文学論 奥 憲介(著/文) - NHK出版
..
詳細画像 0
【利用不可】

「新しい時代」の文学論 (アタラシイジダイノブンガクロン) 夏目漱石、大江健三郎、そして3.11後へ (ナツメソウセキオオエケンザブロウソシテサンテンイチイチゴヘ)

哲学・宗教
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:NHK出版
B6判
248ページ
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-14-091280-5   COPY
ISBN 13
9784140912805   COPY
ISBN 10h
4-14-091280-4   COPY
ISBN 10
4140912804   COPY
出版者記号
14   COPY
Cコード
C1395  
1:教養 3:全集・双書 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2023年5月25日
最終更新日
2024年1月24日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

気鋭の批評家が、「一個の生」をキーワードに私たちの生きる態度を問う、渾身の一冊!

「前近代と近代」「戦前と戦後」につづき、3.11の「その前」と「その後」という、第三の時代の‟裂け目”を体験した私たち。社会の形が一変した後の「新しい時代」に、人はどう生きていくべきか、文学はいったい何ができるのか。近代化の中で、個であることの宿命的な孤独を自覚したのが夏目漱石であり、戦後日本の中で、数多くの作品を通して個のありようと格闘したのが大江健三郎であった、と著者は言う。個の分断を防ぐために――。漱石、大江をつないで3.11後の時代を文学から見通す。

はじめに 「新しい時代」から「新しい時代」へ
第1部 百年の淋しさ――漱石『こころ』からの呼びかけ
第2部 後れてきた者の遍歴――大江健三郎の戦後
第1章 戦後という「新しい時代」の発見
第2章 六〇年安保と主体回復への葛藤
第3章 戦後の総括の試み
第4章 損なわれた生の救済と再生
第3部「新しい時代」の文学に向けて――3.11の「その後」をどう生きるか
第1章 3.11が生んだ「その後」
第2章 更新していく生と手渡される生
おわりに たったひとつの個の一回限りの生

目次

はじめに 「新しい時代」から「新しい時代」へ
第1部 百年の淋しさ――漱石『こころ』からの呼びかけ
第2部 後れてきた者の遍歴――大江健三郎の戦後
第1章 戦後という「新しい時代」の発見
第2章 六〇年安保と主体回復への葛藤
第3章 戦後の総括の試み
第4章 損なわれた生の救済と再生
第3部「新しい時代」の文学に向けて――3.11の「その後」をどう生きるか
第1章 3.11が生んだ「その後」
第2章 更新していく生と手渡される生
おわりに たったひとつの個の一回限りの生

著者プロフィール

奥 憲介  (オク ケンスケ)  (著/文

文芸批評家。1969年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。東日本大震災、福島第一原発事故をきっかけに本格的に文学評論に取り組み始める。「開高健論――非当事者性というフロンティアを生きる」で2018年すばるクリティーク賞佳作。その他の論考に「共感をめぐる病」(『すばる』2020年5月号)、「神も知らぬ無頼――森崎和江試論」(『三田文學』2022年冬季号)、「不完全な遊戯――石原慎太郎論」(『すばる』2022年7月号)、「愛国と棄国のあいだ――上海の堀田善衛」(『三田文學』2022年冬季号)などがある。戦後文学、現代社会をテーマに文芸誌等に執筆をしている。

上記内容は本書刊行時のものです。