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出版者情報
国家論 : 日本社会をどう強化するか
発行:日本放送出版協会
縦190mm
315ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2007年12月
- 登録日
- 2016年2月25日
- 最終更新日
- 2016年2月25日
紹介
国家とどう付き合っていくべきか。9・11以降に顕著になった、国家の暴走にどう対抗するか。聖書からマルクス、宇野弘蔵から柄谷行人まで、古今東西の知を援用し、官僚の論理の本質や、国家が社会へ介入する様相を鋭く読み解く。市場原理主義がもたらした格差社会を是正し、社会の連帯を高めることで、国家に対峙する術を説く。著者のインテリジェンス(特殊情報活動)の経験と類い希なる思索から生まれた実践的国家論。
目次
第1章 社会-『資本論』で読み解く「日本社会の構造」(マルクスの二つの魂
価値形態論と国家論
国家登場-原理論から段階論へ)
第2章 社会への介入-「宇野経済学」で読み解く「社会のスキマ」(日本資本主義論争
貨幣が鋳貨に変わるとき
国家介入の四つの契機)
第3章 国家-「民族」で読み解く「ナショナリズムの本質」(スターリンの民族定義
暴力独占機関としての国家
ナショナリズムとは何か
国家と社会の起源はどこにあるのか
ファシズムとボナパルティズム)
第4章 国家と神-『聖書』で読み解く「国家との付き合いかた」(国家とは距離を置け!-バルトの革命観
国家という偶像
歴史は複数の真実をもつ)
終章 社会を強化する-「不可能の可能性」に挑め!(良心は心の外にある
結語-「究極以前のもの」を通して「究極的なもの」に至る)
上記内容は本書刊行時のものです。