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革命と戦争のクラシック音楽史 片山 杜秀(著/文) - NHK出版
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NHK出版新書 597

革命と戦争のクラシック音楽史

発行:NHK出版
新書判
200ページ
定価 800円+税
ISBN
9784140885970
Cコード
C0222
一般 新書 外国歴史
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2019年8月14日
最終更新日
2019年9月9日
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紹介

クラシック音楽は第一級の歴史史料だ!

お上品な芸術も、ときには戦争によって進化を遂げた。そんな「不都合な真実」からクラシック音楽の歴史をながめてみれば、驚きの事実が次々と立ち上がってくる!『第九』を作ったのはナポレオン? 私たちが『四季』を聴けるのはムッソリーニのおかげ? 博覧強記の著者が大胆に料理する、「世界史×音楽史」の新教養。

 序章 暴力・リズム・音楽
第一章 ハプスブルク軍国主義とモーツァルト
第二章 フランス革命とベルリオーズ
第三章 反革命とハイドン
第四章 ナポレオン戦争とベートーヴェン

目次

 序章 暴力・リズム・音楽
    芸術の神は砲声を喜ぶ
    戦いにリズムありき
    名作は戦争から生まれる
    戦争と音楽はぐるぐる回る
    音楽史はナイーヴではありえない

第一章 ハプスブルク軍国主義とモーツァルト
    モーツァルトの軍隊調
    「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」は軍歌
    落日のハプスブルク帝国
    軍国プロイセンの台頭
    文化芸術を愛したフリードリヒ二世
    ハプスブルク帝国の軍国主義
    マリア・テレジアの執心
    軍国の作曲家、モーツァルト
    トルコ行進曲の世界
    トルコ軍楽はうるさい!
    オスマン帝国の野望
    オスマン、ウィーンを包囲する
    オスマン、ウィーンを楽します
    墺土戦争とモーツァルト

第二章 フランス革命とベルリオーズ
    虚無と狂乱の『幻想交響曲』
    ロマン派音楽としての『幻想交響曲』
    ロマンティストの自己暴露の儀式
    ギロチンへの行進
    なぜパリの聴衆は熱狂したか
    自由・平等・友愛
    革命は輸出可能!
    愛国心は外敵に向けて生ずる
    『ラ・マルセイエーズ』
    フランス革命と軍隊
    民衆の軍隊は歌うと強くなる
    ギロチンとチェンバロ
    ギロチンと弁護士
    ナポレオン時代から七月革命へ
    七月革命と『幻想交響曲』
    『幻想交響曲』成立の前提条件
    ゴセックとベートーヴェン

第三章 反革命とハイドン
    交響曲『バスティーユ襲撃』
    盛り上がるには準備がいる!
    引用の魔力と詐術
    映画『二百三高地』と信時潔の『海ゆかば』
    革命の時代に見合った音楽
    目には目を、歯には歯を、歌には歌を
    帝国臣民を興奮させる歌
    イギリス王になったハノーファー選帝侯
    イギリス国歌『神よ、国王を護り賜え』
    ハイドンの『皇帝賛歌』
    ハイドン、失業する
    ハイドン、ロンドンへ行く
    市民向きに変化した音楽
    ロンドン趣味を持ち帰ってみたら

第四章 ナポレオン戦争とベートーヴェン
    受け手が限定的だった時代
    新しい時代は新しい才能を求める
    ベートーヴェン登場
    ピアノ・ソナタ第八番『パテティック』
    「パテティック」の本義
    新時代にみんなを感動させる方法
    ベートーヴェンとナポレオンの共通点
    グラーヴェと葬列
    ベートーヴェンの発明
    フランス革命と葬送行進曲
    交響曲に入り込む葬送行進曲
    オペラを超えるオペラ
    個人でなく集団
    革命精神の象徴
    合唱がもたらす効果
    バスティーユ襲撃と『フィデリオ』
    無限の戦争か、永遠の平和か
    『ラ・マルセイエーズ』から「歓喜の歌」へ
    ユートピアの世界

    本書関連年表

著者プロフィール

片山 杜秀  (カタヤマ モリヒデ)  (著/文

1963年、宮城県生まれ。思想史家、音楽評論家。慶應義塾大学法学部教授。専攻は近代政治思想史、政治文化論。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。著書に『音盤考現学』『音盤博物誌』(アルテス・パブリッシング、吉田秀和賞・サントリー学芸賞)、『未完のファシズム』(新潮選書、司馬遼太郎賞)、『「五箇条の誓文」で解く日本史』(NHK出版新書)、『鬼子の歌』(講談社)など。

上記内容は本書刊行時のものです。