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描かれた「故郷」
日本統治期における台湾美術の研究
発行:東京大学出版会
A5
352ページ
定価
9,500円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2023年3月
- 書店発売日
- 2023年3月28日
- 登録日
- 2023年1月20日
- 最終更新日
- 2023年3月30日
書評掲載情報
2023-05-20 |
朝日新聞
朝刊 評者: 椹木野衣(多摩美術大学教授・美術批評家) |
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紹介
日本統治下の台湾。芸術家たちは、みずからの故郷をどのようなものとして捉え、描き出したのか。本書は、近代化の中で郷土芸術=「台湾美術」の創造を求められた彼らが、苦闘の中でアイデンティティと向き合い、独自の故郷イメージをつくりあげていった過程をたどる。台湾美術研究に一石を投じる意欲作。
目次
序章 台湾美術史と台湾人アイデンティティ
第一章 台湾における「美術」概念と制度の成立
第二章 近代台湾美術における「地方色(ローカル・カラー)」と郷土芸術
第三章 官展の出品作品に見る「台湾的」主題――黄土水、郭雪湖、陳植棋の作品を例として
第四章 ポスト印象派と近代台湾における芸術家意識の形成――陳澄波と陳植棋を例として
第五章 陳澄波の「故郷」意識とアイデンティティ――《嘉義の町はずれ》(1926 年)、《街頭の夏気分》(1927年)、《嘉義公園)(1937年)を中心として
終章 故郷と近代の往還
上記内容は本書刊行時のものです。