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オーストラリア先住民とパフォーマンス
発行:東京大学出版会
A5判
280ページ
価格
7,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年7月1日
- 書店発売日
- 2017年7月27日
- 登録日
- 2018年4月13日
- 最終更新日
- 2018年4月13日
紹介
「アボリジニに演技は出来ない」――長らくこう語られてきたが,社会的・文化的抑圧を生き抜いた人びとが,自らのパフォーマンスを通じて表現するものは何なのか.「観る・観られる」視点を越えて,先住民,非先住民,世界の観客を見据えた新たな創造を克明に描き出す.
目次
まえがき
序章 先住民のパフォーマンスと日本からの視線――映画『オーストラリア』
I部 自らの声で語る
一章 オーストラリア先住民と映画史――語る主体の獲得
二章 先住民の映画スターは語ることが出来るか――デヴィッド・ガルピリル論
三章 奥地と都市をつなげるテクノロジーと身体――チューキー・ダンサーズ『Ngurrumilmarrmiriyu(ロング・スキン)』
II 過去と現在に対する証言
四章 マラリンガからヒロシマ,ナガサキ,そしてフクシマへ――『ナパジ・ナパジ』
五章 証言者としての身体――ウェズリー・イノック論
六章 戦争の記憶とナショナリズムへの介入――『ブラック・ディッガーズ』
III部 先住民文化への祝福
七章 オペラと先住民
八章 真実の物語と祝福――『サファイアーズ』
九章 ニュージーランド演劇の半世紀と先住民――『ポフトゥカワの木』
終章 アボリジニと日本人の出会い――『ミス・タナカ』
資料編
Australian Indigenous People and Performance
Keiji SAWADA
上記内容は本書刊行時のものです。